ロジスティード㈱は1月9日、同社グループ会社のLOGISTEED(Thailand), Ltd.が、バンコク近郊のサムットプラカーンに物流センターを新たに開設したと発表した。

開設したテパラックロジスティクスセンター(Theparak Logistics Center)の外観

LOGISTEED(Thailand), Ltd.では、タイ国内においてGDP(※1)、GHP(※2)、CEIV Pharma(※3)等の認証取得を進め、輸送品質の向上に取り組んでいる。今回新設した物流センターは、常温、空調、冷蔵、冷凍の複数温度帯の製品を1拠点で取り扱うことができるほか、流通加工のスペースも備えており、コールドチェーンをはじめヘルスケアや高機能材など幅広い産業分野のサプライチェーン効率化に対応する。バンコク中心部から35km、スワンナプーム国際空港からも25kmのアクセス良好な場所にあり、タイ首都圏の大消費地や、バンコク近郊の産業集積地への輸配送拠点として利便性も高い、複合機能型の物流センター。太陽光発電設備を導入し、LED照明の活用で電力使用を低減する等、環境にも配慮した運営に取り組んでいくとしている。

※1:GDP:"Good Distribution Practice"の略。医薬品流通過程の品質を保証する物流基準のこと。

※2:GHP:"Good Hygiene Practice"の略。食品の安全性を確保するための基本的な衛生管理の実践のこと。

※3:CEIV Pharma:"The Center of Excellence for Independent Validator in Pharmaceutical Logistics"の略。世界各国、各地域で異なるGDPを包括的に網羅する医薬品温度管理航空輸送の品質認証として、IATA(国際航空運送協会)が策定したグローバルでの統一基準のこと。

●新拠点概要
名称:テパラックロジスティクスセンター(Theparak Logistics Center)
建屋仕様:鉄骨造(5階建て)
延床面積:(倉庫)4万3,045㎡、(オフィス・その他)6,348㎡
総延床面積:4万9,393㎡
主要設備:ラックシステム、スプリンクラー消火設備、リチウムイオン電池フォークリフト、LED照明設備、太陽光発電設備等
開所日:2025年1月6日(月)