ラピュタロボティクス㈱は11月22日、シカゴ近郊のイリノイ州シャンバーグに自在型自動倉庫「ラピュタASRS(Automated Storage and Retrieval System)」のデモ用ショールームを開設した。これにより、これまで日本でのみ体験可能だった同システムのデモンストレーションを、米国でも見学できるようになるとしている。

ラピュタロボティクス米国シカゴオフィスのデモ用ショールームの自在型自動倉庫「ラピュタASRS」
自在型自動倉庫「ラピュタASRS」デモの様子

ラピュタASRSは独自のブロック構造や免震構造によるアンカーレス設計が特徴で、ブロック玩具のように現場の内部形状に合わせて自在にレイアウトが行え、それにより工場内搬送など倉庫以外の用途にも自在に対応。導入後の規模拡大も自在に行え、また拠点が移転を強いられた際に最小限の時間とコストで移設にまで自在に対応可能。保管効率と生産性を高水準で両立できるだけでなく、将来起こり得る大きな変化にも規模拡大や移設で対応できることから、従来はリスクを伴う固定設備への投資となっていた自動倉庫導入を、より低リスクに導入できるという経営面での利点も持っている。同システムにより、企業は効率を最大化し、運用コストを削減しながら業務全体で柔軟性を実現することが可能。2023年の発売以降、すでに日本国内で4社以上の採用実績を誇り、2024年6月より米国市場へ進出した。

●自在型自動倉庫「ラピュタASRS」
https://www.rapyuta-robotics.com/ja/solutions-asrs/

●アクセス
デモ用ショールームは、ラピュタロボティクスのシカゴオフィス内にあり、シカゴ・オヘア国際空港から車で約20分、シカゴ中心部から約35分の利便性の高い場所に位置している。

ラピュタロボティクス シカゴオフィス
915 National Parkway #15, Schaumburg, Illinois 60173-5160

●デモスペースで体験できる内容

①ライブデモツアー
ラピュタASRSの特徴を包括的にご紹介するツアーを開催する。単なるピッキング作業にとどまらず、在庫管理システムと業務プロセスとの統合を実演し、システムがワークフローの生産性をどのように向上させるかを理解できる。

②ハンズオン体験
システムの直感的なインターフェースや操作の簡便さを直接体験できるほか、ラピュタASRS内で行われるピッキング作業でどのように業務効率化と業務標準化を実現できるのかを体感できる。

デモは約1時間を予定している。デモ終了後には、顧客の取り扱われている製品および倉庫環境に合わせた運用方法のガイドと、どの程度の生産性向上が見込めるかについて個別相談を実施する。

●デモの予約
ショールームでのデモは事前予約制で、各企業に個別デモセッションを提供している。デモ予約を希望の場合、以下URLからフォームへ要記入。米国での導入検討で、東京で実機を見学することも可能としている。
https://www.rapyuta-robotics.com/ja/contact-us/