オートストア システム㈱は6月17日、本体のノルウェーAutoStoreがオーストラリア・日本・シンガポール・韓国等のアジア太平洋地域に位置する主要市場での業務拡大を加速させるため、タイのラヨーンにロボット生産工場を新設したことを明らかにした。
AutoStoreは最先端のロボットを使用したキューブストレージシステムを採用し、オーダーフルフィルメントの迅速化・倉庫スペースの最大化・業務効率の向上を実現するソリューションを提供している。現在、世界54か国に1,450台以上のシステムを供給しており、世界でも広く採用されている自動フルフィルメント・システムとしている。アジア太平洋地域ではすでに140以上のシステムが稼働しており、プーマやグッチ、DHL、トラスコ中山を含む主要顧客およびトップブランドがEコマースの需要増加に伴ってAutoStoreを導入している。
今回、タイのラヨーンにロボット工場を新設したことで、日本を含むアジア太平洋地域の主要市場の需要に対して迅速かつ効率的に対応できるとしている。
タイの新工場では、初年度に約80人の直接雇用機会を創出し、2026年までに200~300人の雇用を増やす計画。これは顧客の需要に応えるために現在の生産能力を倍増させるもので、AutoStoreは今後1年半以内に1万5,000台のロボットを生産することを目指している。