(一社)日本物流団体連合会(物流連)は4月2日、物流業の海外進出に向けた諸外国の物流事情実態調査(ベトナム編)の調査結果を報告書に取りまとめたと公表した。

国際業務委員会のもとに活動を行っている海外物流戦略ワーキングチームにおいて、令和5年度はベトナムを対象国として調査を実施。令和6年3月1日に開催された令和5年度最後のワーキングチーム会合で調査内容の最終検証を行い、同月に開催された国際業務委員会で承認された。

同書を各企業で活用してもらうため、物流連会員企業で共有するほか、広く会員以外にも販売する。なお、今後はインドを対象国として調査を実施する予定としている。

●目次
Ⅰ.ベトナムにおける国内物流の概要について
 1.国内貨物輸送量と機関分担率
 2.運輸行政
 3.事業許可や契約等の物流に係る法体系
Ⅱ.ベトナムにおける国内物流事業の実情について
 1.トラック輸送について
 2.鉄道貨物輸送について
 3.海上輸送・内陸水運について
 4.航空貨物輸送について
 5.倉庫や物流施設について
 6.コールドチェーン事情
 7.e-コマース事情
 8.物流DXの現状
Ⅲ.ベトナムにおける国際物流の実情について
 1.フレートフォワーダー
 2.通関事情
 3.保税制度
 4.クロスボーダー輸送
Ⅳ.ベトナムでの外資企業進出規制や進出状況等について
 1.外資企業の参入条件について
 2.許認可関係について
 3.日系物流事業者の進出について
 4.外資によるベトナムへの投資や荷主企業の新規進出等について
Ⅴ.ベトナムでの物流事業の展開に関する問題点等について
 1.インフラについて
 2.ベトナムの商習慣について
 3.労働者雇用、人件費、労務問題等について
 4.税制や手続き関係について
 5.物流コストの低減について
 6.現地事業者団体から政府への要望等について
Ⅵ.まとめ

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