セイノーホールディングス㈱は10月30日、コロナ禍で中断していた海外研修制度「グローバルトレーニー」を再開すると発表した。

セイノーグループでは、今後も成長を続けるために、海外ビジネスの発展は必要不可欠と考え、将来にわたり、同社グループの国際事業をけん引できる人財育成を目的として、2014年より海外研修を実施。これまでに10名が参加をして、帰国後は国際部門やロジスティクス部門で活躍をしている。セイノーグループの会社で勤務する勤続1年以上の社員であれば、職種は問わず誰でも応募可能な公募制としており、今年度は選考によって2017年入社の本社経理部の社員や、2021年入社の支店勤務の社員が選ばれた。彼らは今月より順次タイとインドネシアの現地法人に赴くとしている。

過去のグローバルトレーニーの現地での様子(右手前)

現地では、営業支援や現場業務改善、作業マニュアル作り等、実務経験を通じて成長を図る。例えば、インドネシアの現地法人では、約5,500台のトラックが運行しており、日頃より輸送品質の向上に努めている。グローバルトレーニーは、同社が日本で提供するサービス品質や輸送技術等を現地のスタッフに伝えつつ、現地の法律や商習慣を学び、自らの成長に繋げていくとしている。活動は1年間の予定。