村田機械㈱は9月30日、マレーシアの首都クアラルンプール市内にムラタマシナリー・マレーシア(Murata Machinery Malaysia Sdn. Bhd.)を設立、物流システム、クリーンFAシステムの販売、アフターサービス拠点として9月より営業を開始したと発表した。

東南アジアの中心に位置するマレーシアは、同地域における物流において重要な役割を担っており、日系企業や世界的なグローバル企業が多く進出。近年の賃金上昇政策を受けて自動化需要が高まっており、村田機械のビジネスとの関係では製造業・流通業向けMH(マテリアルハンドリング)システムの納入実績も増加している。

同社は東南アジア地域では、これまで主に繊維機械の営業・サービス拠点としてインドネシア(1974年)・タイ(1989年)・シンガポール(1991年)・ベトナム(2016年)に現地法人を置き、各国でのMH事業にも進出してきた。今回のマレーシアへの拠点開設により、ASEAN主要5か国の拠点が相互にサポート可能な体制を整備することにより、顧客サポートの品質向上を目指すとしている。

●ムラタマシナリー・マレーシア概要
法人名:Murata Machinery Malaysia Sdn. Bhd.
代表者:柳井武則(やない たけのり)氏
事業内容:物流システム、クリーンFAシステムの販売、アフターサービス
人員:約10名(設立当初)
住所: Lot G02-G07, Level 3, Platinum Sentral, Jalan Stesen Sentral 2, Kuala Lumpur Sentral, 50470 Kuala Lumpur, Malaysia