三菱ロジスネクスト㈱は10月3日、同社グループで米国販売会社のEquipment Depot, Inc.(EQD社)が2022年6月1日付で全株式を取得したNorlift of Oregon, Inc.(Norlift社)の商号を、2022年10月1日付でEquipment Depotに改め、EQDグループとして事業を統合し、運営を開始したと発表した。

EQD社は、同社の米国地域統括会社Mitsubishi Logisnext Americas, Inc.が2019年に買収した米国最大規模の物流機器販売会社。米国内17の州でフォークリフト等の物流機器、高所作業車等の販売・サービス・レンタル等の事業を展開しており、米国各地域における販売力、サービスの品質は高水準にあるとしている。一方、Norlift社は1985年から米国北西部・オレゴン州ポートランドでフォークリフト及びコンテナの販売並びにサービス・レンタル事業を行ってきた物流機器販売代理店。

米国北西部には、大型の港湾や多くの物流拠点があることから物流機器の需要は高いものの、今まで直販拠点はなかった。今回の10月1日付の事業統合を機に、従来から取り扱ってきたフォークリフト等のラインナップを拡充したほか、無人搬送システム等の自動化機器類の販売を新たに開始。これにより、EQD社が重要戦略として位置付ける大型フォークリフトの販売や倉庫と無人搬送システムを組み合わせたトータルソリューションの拡大が期待されるほか、経営プラットフォームやマーケティングツールの共通化による業務効率化、営業力の強化に努めていく、としている。

●Equipment Depot (旧社名:Norlift of Oregon, Inc.) 概要
商号:Equipment Depot(旧社名 Norlift of Oregon, Inc.)
所在地:7373 Southeast Milwaukie Expressway Portland, OR 97222, US
事業内容:物流機器の販売代理店
出資金:13万USドル
設立年:1985年
売上高:3,240万USドル(2021年度)

●概要図