米Infor(インフォア)は7月、米調査会社Gartner(ガートナー)の倉庫管理システム(WMS)についてのMagic Quadrantにおいて、4回連続でリーダーの1社として評価されたと発表した。インフォアは実行能力とビジョンの完全性に基づいてリーダーの1社に位置付けられた、としている。

ガートナーの同レポートによれば、「WMSは非常に成熟した市場であるにもかかわらず、近年の混乱がイノベーションに拍車をかけている。一部のベンダーや地域にとっては非常に困難な市場である一方、全体的には2026年までに40億ドル以上に成長し、5年間の年平均成長率(CAGR)は13%を超えると予想されるほか、製品の使いやすさ、適応性、意思決定の支援、市場規模に対応する拡張性、最新テクノロジーの利用やライフサイクルコスト等の観点で、様々なWMSが提供され続けている。さらに、多くの顧客がサプライチェーンをエンドツーエンドにサポートし、物流プロセスをオーケストレーション(編成)できるようなスイート製品を好むようになっている。ガートナーは、こうした領域をサプライチェーンコンバージェンスおよびサプライチェーン実行コンバージェンス(事業活動の集約に関連して)と呼ぶ」としている。

Infor WMSはクラウドの持つ力に俊敏性を組み合わせることで、顧客が新しい倉庫や新規顧客に迅速に対応できるよう支援している。俊敏なクラウドベースのシステムは、顧客がサービスレベルを向上し、商品の動きを加速できるように設計されている。設定変更も容易で直感的に使えるように設計されており、次世代のテクノロジーで強化されたグローバルな倉庫管理オペレーションを実現する、としている。

※インフォアによると、今回のリリースは2022年6月1日に発行された下記のガートナー社のレポートに基づいたものとしている。
Gartner, Magic Quadrant for Warehouse Management Systems, Simon Tunstall, Dwight Klappich, Rishabh Narang, 1 June 2022.