フェデックス コーポレーションの子会社フェデックス エクスプレスは6月13日、関西国際空港(KIX)とシャルル・ド・ゴール空港(CDG)間で新たにフライトを追加したと発表した。
これにより、同ルートでの運航は関西国際空港の出発・到着フライトを合わせて週9回(火曜日から土曜日の間)に増加する。
ボーイン777機による今回の増便は、時間厳守の輸送が必要な貨物を出荷する顧客、厳密な温度管理と輸送時のモニタリングが必要な主にヘルスケア産業の顧客、重量貨物を出荷する顧客へのメリットが期待される。
同ルートは、中国・北京を出発し、関西国際空港(KIX)を経由してフランスのパリにあるシャルル・ド・ゴール空港(CDG)に接続するもの。北京とフランスを結ぶ初めてのフライトとなる。
2021年、日本の総輸出額は前年比21.5%増加、総輸入額は24.6%増加した中で、EU諸国との貿易も輸出額、輸入額共に21.4%の伸びがあり、EU諸国全体を合わせると、日本にとって三番目の貿易相手地域となる(※1)。
2020年にEU諸国からの最多輸入品目は医薬品、自動車、有機化合物、最多輸出品目は自動車、自動車部品、有機化合物だった(※2)。
昨年、同社はアジア太平洋地域を出発する6つの大陸間フライトを追加。約2,700トン(269万kg)もの輸送能力が追加され、アジア太平洋地域から米国や欧州に向け週次220フライト以上が運航されている。
※1:https://www.customs.go.jp/toukei/shinbun/trade-st/2021/2021_118.pdf
※2:https://www.customs.go.jp/toukei/suii/html/time_latest.htm