(株)トレードワルツは4月26日、アビームコンサルティング(株)、豊田通商(株)、双日ロジスティクス(株) 、シンク・ロジスティクス(株)、(株)ゼロボード、(株)三菱総合研究所(MRI)と協力し、(一社)日本機械工業連合会より、「インド太平洋地域サプライチェーン強靭化事業」に採択されたと発表した。

●日本機械工業連合会プレスリリース:令和3年度補正 海外市場調査等事業費補助金(インド太平洋地域サプライチェーン強靱化事業)に係る間接補助事業者の公募の結果について
http://www.jmf.or.jp/topic01/2970.html

●海外市場調査等事業「インド太平洋地域サプライチェーン強靱化事業」
経済産業省の委託を受け日本機械工業連合会が行うもので、民間事業者等が行うインド太平洋地域におけるサプライチェーン強靱化を実現するサプライチェーン可視化、ロジスティクスの高度化、貿易手続き円滑化および生産拠点の多元化に向けた実証、事業実施可能性調査等に要する経費に対して当該経費の一部を助成する事業。

●採択された事業概要について
トレードワルツは過去 2018~2019 年にかけてシンガポールやタイで行った海外実証を通じ、貿易情報連携プラットフォーム(PF)「TradeWaltz」を、海外展開あるいは海外貿易PFを連携することで、相手国の貿易手続きを60%効率化することに資すると確認している。同事業はその結果を基に、インド太平洋地域でのサプライチェーンをさらに強靭化すべく、2021年5月11日にニュージーランド開催された国際会議APEC2021ワークショップで、トレードワルツより提案したもの。TradeWaltz(日本)-NTP(シンガポール)-NDTP(タイ)-TradeWindow(オーストラリア、ニュージーランド)という5か国の貿易PF間をシステム連携し、通関の元情報となる実ビジネスの商流電子データを連携していくことで、通関業務をより効率化できることを実証する。同事業は2022年APEC議長国のタイがナショナルプロジェクトとして進めるプロジェクトとなっており、成果はAPEC2022首脳会議(2022年11月14日)で発表を計画している(※1)。

※1:https://www.tradewaltz.com/news/396/

同事業に関して、NDTP(タイ)との連携実証は豊田通商(株)の商流で実証することを発表していたが(※2)、TradeWindow(オース トラ リ ア)との連携実証は双日ロジステ ィク ス(株)の協力を、TradeWindow(ニュージーランド)との連携実証はシンク・ロジスティクス(株)の協力で実施すると発表した。

※2:https://www.tradewaltz.com/news/1426/

TradeWaltzによるインド太平洋地域サプライチェーン強靱化事業