ヤマト運輸㈱は5月20日、滋賀県湖南市に開設した統合型ビジネスソリューション拠点の本格稼働を開始すると発表した。

2026年6月1日から、全国のヤマトグループの物流拠点への仕分け・輸配送機能が新たに稼働する。2025年10月から稼働しているロジスティクス機能と一体となることで、顧客のサプライチェーン全体の最適化に貢献し、法人向けビジネスの拡大を目指す。

滋賀県湖南市に開設した統合型ビジネスソリューション拠点

●拠点の特長
同拠点は、ヤマトグループのロジスティクス機能と全国の物流拠点への仕分け・輸配送機能を統合した物流ソリューションを提供する施設。滋賀県は琵琶湖の豊富な水資源など地理的優位性を背景に、製造業の進出が活発化している地域。同拠点を活用してサプライヤーの物流を集約することで、製造業のサプライチェーンの効率化を支援する。

①高付加価値なロジスティクスサービスを提供
在庫管理や流通加工をはじめとしたロジスティクス作業と全国への仕分け・輸配送を同一施設内で行うことで、翌日配送分の受注時間延長や商品配送までのリードタイムの短縮を実現する。これにより、法人顧客の販売機会の最大化に貢献する。

また、在庫保管倉庫から輸配送拠点までの輸送や荷物の積み替え作業がなくなるため、輸送品質の向上、温室効果ガス排出量削減に貢献する。

さらに、ヤマトグループの輸配送ネットワーク上に在庫拠点があることで、拠点間で需要に応じた在庫の補充・移動をスピーディーに行うことができ、在庫の最適化に貢献する。

②関西地方最大の消費地である京阪神に好アクセスでBCP対応も可能な立地
名神高速道路・栗東湖南ICから約2.1km、関西地方の主要都市である京都府京都市・大阪府・兵庫県神戸市まで100km圏内の位置にあるため、関西地方の広域物流拠点として優れた立地。また、名神高速道路と新名神高速道路の2つの高速道路にアクセスが可能なため、災害時にも迂回路を確保することで事業活動を継続できる。

東日本に主要拠点を持つ顧客が本拠点にも在庫を保管できることで、災害発生時に在庫供給リスクを軽減する等、法人顧客のBCPを支援する。

●拠点概要
延床面積:4万2,816㎡(1万2,952坪)
所在地:滋賀県湖南市?部緑台1-12-1 UIB湖南ロジスティクスセンターⅡ 1階
施設全体の主要設備:休憩用ラウンジ、24時間営業の無人コンビニエンスストア、シャワー室、非常用発電設備

●ヤマトグループの統合型ビジネスソリューション拠点を活用した価値提供
ヤマトグループは、中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション2030 ~1st Stage~」に基づき、コントラクト・ロジスティクス事業を成長領域として掲げ、顧客の経営課題を共に解決する「戦略的パートナー」として、持続可能なサプライチェーンの構築に取り組んでいる。その基盤となるのが、ヤマトグループが保有する高付加価値機能を集結させた統合型ビジネスソリューション拠点。同拠点を全国に広げ、顧客や地域に新たな価値を提供し、豊かな社会の実現に貢献する。