三菱商事都市開発㈱と、香港を拠点とする投資グループのPhoenix Property Investors Japan Limitedは10月31日、初の共同事業として兵庫県加東市南山で開発計画を進めていた物流施設「MCUD・ZIPひょうご東条」を竣工した。
同施設は、中国自動車道ひょうご東条IC至近のひょうご東条インターパーク内にあり、24時間稼働・多頻度配送などに対応可能な事業運営がし易い環境に立地。また、中国自動車道、舞鶴若狭自動車道、山陽自動車道、六甲北有料道路等、複数の高速道路ネットワークによる姫路・中国方面、神戸・大阪方面への都市間輸送(神戸市中心部へ約40分、大阪市中心部へは約50分)に加え、播磨や神戸周辺への県道・国道を利用した地域配送も可能としている。
最大2テナントで分割賃貸可能かつ、ゆとりあるトラックバースを備えており、各分割区画にそれぞれ垂直搬送機1基、荷物用エレベータ1基を備える汎用性の高い仕様となっている。
同施設には太陽光発電設備を設置し一部の照明や電力を賄うことで、施設内設備の省エネ化と環境負荷軽減を実現する。今後、建築環境総合性能評価システム「CASBEE」及び建築物省エネルギー性能表示制度「BELS」認証を取得する予定。また、敷地内の一部外構舗装には、SDGsに考慮した中温化アスファルトを採用しており、通常のアスファルトと比較して施工時のCO2排出量15％削減を実現している。
●施設概要
施設名：MCUD・ZIPひょうご東条
所在地：兵庫県加東市南山6丁目6-8
交通：中国自動車道・ひょうご東条IC約0.5km
敷地面積：1万7,820.24m2(5,390.62坪)
延床面積：1万8,287.40m2(5,531.93坪)
構造・規模：鉄骨造、地上2階建
設計・施工：青木あすなろ建設㈱
