センコーグループホールディングス㈱は10月2日、グループ傘下のセンコー㈱が同日に新センター「小牧北第2PDセンター」の開所式を行ったと発表した。

小牧北第2PDセンター外観

小牧市は、名古屋中心部へのアクセスや、首都圏や関西へ接続しやすい広域輸送の2つの利点を併せ持ち、近年に全面開通予定の東海環状自動車道により、東海エリアの地方配送においても非常に適したエリア。新センターは、名神高速道路・東名高速道路の小牧ICから2.4㎞の距離に位置しており、アクセスが非常に良好としている。

延床面積は約1万6,000坪で、シングルテナント型(※1)では小牧市内最大級(※2)の物流センターであり、2棟の危険物倉庫を備える自社物件。バースには高床式を採用し、13mの全天候型ルーフを東西両面に設置することで、天候に関わらず大型車最大50台が接車可能。

※1:1つの物流倉庫を1社が契約するタイプ(⇔マルチテナント型)
※2:同社調べ

危険物倉庫外観
危険物倉庫内観

内部には、センコーでもトップクラスの性能を誇る大型自動仕分けソータを導入し、約24%の省人化が見込まれる。また、70台の防犯カメラに加えて、ICカードによる入退室管理を行うことで高いセキュリティ性も備えている。

システム面では、バース予約システムを導入することでトラックの荷待ち時間を減らし、物流業界の2024年問題に対応。2025年1月には、4,030枚の太陽光パネル(年間発電量206万kW)を屋根に設置し、CO2削減のための環境配慮も進める予定。

センコーは、小牧エリアに展開する計5つの物流センター(計3万7,000坪)の連携を活性化させ、顧客ニーズに最適な物流ソリューションを提供していく。

●拠点概要
拠点名称:センコー㈱ 小牧北第2PDセンター
所在地:愛知県小牧市大字河内屋新田字大畝町805番地
建物構造:1階SRC、2階~4階S造、危険物倉庫:S造平屋建
面積:(倉庫棟)5万4,709.73㎡、(危険物棟)1,944.56㎡
主要設備:バース(50台)、クライミングレベラー(2基)、貨物用エレベーター(2基)、垂直搬送機(8基)、全天候型バース、非常用発電機、太陽光パネル発電(予定)