三井不動産㈱と日鉄興和不動産㈱は10月2日、9月30日に竣工した「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」の竣工式を執り行った。

同施設は、都心へのアクセスが良好な23区内の希少な工業専用地域に位置し、敷地面積約9万1,000㎡、延床面積は 約25万㎡超、ワンフロア約3万6,000㎡、地上6階建ての大空間を実現した、都内最大の物流施設。同施設を街づくり型物流施設のフラッグシップ物件として位置づけ、地域一体となり“次世代”の街づくりを推進する。

敷地内に東京都初の物流施設併設型ドローン実証実験の場「板橋ドローンフィールド(板橋DF)」を開設し、オープンイノベーションを推進すると共にドローン業界全体の産業発展に寄与することを目指すとしている。

「MFLP・LOGIFRONT東京板橋」外観

●施設のポイント
①施設屋上全面に設置した約4MWの太陽光発電設備から、余剰電力を自治体施設へ供給(オフサイトPPA)する等、先進的な環境配慮の取り組みを推進。

②憩いの場や雇用の創出等を通じて、平常時は地域住民の暮らしを豊かにするほか、災害時は防災拠点となり、日常と非常時両方の局面で役立つ「フェーズフリー」な施設で地域に寄り添い、暮らしをサポートする。

③施設内に次世代のドローン技術を研究・開発する「板橋ドローンフィールド」を開設し、「会員制コミュニティ」の運営を10月2日より開始。オープンイノベーションを推進し、ドローン業界全体の産業発展に寄与する。

ドローン配送実験イメージ
ドローンラウンジ
ドローンネットフィールド(フットサルコートとしても使用)

●施設概要
名称:MFLP・LOGIFRONT東京板橋
所在地:東京都板橋区舟渡4-3-1
敷地面積:9万1,255.58㎡(約2万7,604.81坪)
延床面積:25万6,157.63㎡(約7万7,487.68坪)
規模・構造:地上6階建・S造(倉庫)・免震構造
設計:日鉄エンジニアリング㈱
施工:日鉄エンジニアリング・佐藤工業共同企業体
監修:㈱フクダ・アンド・パートナーズ
デザイン:外装:JACKSON TEECE / 内装:㈱ボノボ
着工:2023年2月1日
竣工:2024年9月30日

●位置図

<広域図>


<狭域図>