プロロジスは9月5日、ソニーセミコンダクタソリューションズ㈱(SSS)と、「2024年物流問題への取り組み協力のためのパートナー契約」を締結したと発表した。

今後、SSSが提供するエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」を活用し、物流DXソリューション提案を推進。具体的には、以下の取り組みを進めていく。

①トラックバースにおける待機時間や荷役時間の把握に向けた、ゲート車番/バース車番認識ソリューションの導入

②配車計画の最適化やトラック輸送不足の改善に向けた、トラック積載率把握ソリューションの導入 等

物流業界では、トラックドライバーの残業制限により輸送力低下が危ぶまれる「2024年問題」の解決が課題となっているほか、2023年6月には物流適正化・生産性向上に向けたガイドラインが策定され、物流事業者や荷主事業者は、荷待ちや荷役作業にかかる時間を把握し、短縮に努めることが定められた。早急な対応が求められるものの、現状のバース管理は目視・人手による記録が主流であり、効率化が課題となっている。

プロロジスは、「AITRIOS」を活用した物流DXソリューションを提案することで、物流施設の入居カスタマーや荷主企業のバース管理効率化、輸送力強化を支援する。

●各社の役割
○ソニーセミコンダクタソリューションズ
エッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」により、可視化が難しい物流施設等の現場状況を、センシングテクノロジーの活用を通じてデータ化し、可視化。

○プロロジス
物流施設の入居カスタマー等が抱える物流業界の課題解決において、「AITRIOS」を活用した物流DXソリューションを提案。SSSと連携した展示会・内覧会等のマーケティング活動の推進。