トーヨーカネツ㈱は8月9日、同社が和歌山県橋本市で予定していた工場用地取得について見送りを決定したと発表した。
なお、今回の工場用地取得により計画していた生産体制の強化等は、既存工場の設備・体制強化等を含めて今後改めて検討していく。
同社によると、同工場用地造成時の不具合が判明。当初見込んでいたスケジュールでの工場稼働が不確実な状況となっていた。そのような状況の中、別途進めていた現和歌山工場(有田市)の新棟建設・既存棟改良工事内容の見直し等の代替策の検討・実施を行う必要が生じ、事業計画の着実な遂行および二重投資負担の回避のため、同工場用地取得は見送りを決定したとしている。
また、2拠点体制の構築により強化を見込んでいたBCP対策は、現和歌山工場の設備強化等により実現していく。なお、本件による業績への影響はないことも明らかにしている。