鴻池運輸㈱は4月26日、サントリー天然水専用保管・配送拠点「安曇野営業所 第2倉庫」(長野県安曇野市)が完成し、2024年4月23日に竣工式を実施したと発表した。

同倉庫の2階にはレーザー誘導方式無人フォークリフト(Automated Guided Forklift:AGF)を導入し、2階フロア全体を無人で運用する。

安曇野営業所 第2倉庫は、「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」の、サントリー天然水製造2ライン目稼働に伴うサントリー天然水専用保管・配送拠点として、既存の第1倉庫(※)に隣接する場所に増設した倉庫。第2倉庫の2階にはAGF6台を導入し、製品の入出庫・保管作業を自動化する。フロア全体の無人化は、同社の倉庫では今回が初となり、物流現場の慢性的労働力不足に対する取り組みの一環となる。

安曇野営業所 倉庫(外観)

安曇野営業所 第2倉庫(外観)

安曇野営業所 第2倉庫2階 AGF6台導入で無人化、労働力不足に対応

※関連報道発表:2021年3月18日 https://www.konoike.net/news/detail/20230928023107.html

●4月23日竣工式での同社代表取締役会長兼社長執行役員の鴻池忠彦氏の挨拶(抜粋)
安曇野営業所 第2倉庫は、2階フロア全体を6台のAGFで荷役します。フロア全体の無人化は、鴻池運輸の倉庫では初めてで、物流業界の2024年問題の労働時間規制もある中、物流現場の労働力不足に対する課題解決策の1つの手法となり、さらに安全性・生産性の向上等にも寄与致します。ひいては、サントリー天然水の安定供給に貢献できるものと期待しています。今後も安全で安心できる物流サービスを提供できるよう、全員一丸となり努めてまいります。

挨拶する同社の鴻池忠彦代表取締役会長兼社長執行役員

●安曇野営業所 第2倉庫概要と特徴