三井食品㈱は7月26日、千葉県流山市で新物流施設「三井食品 首都圏東物流センター」を開設すると発表した。

「三井食品 首都圏東物流センター」外観

同社は首都圏エリアにおける取引先の物流ニーズに応えるため、日本GLP㈱が千葉県流山市で開発を進めてきたマルチテナント型物流施設「GLP ALPHALINK流山5」に入居し、「三井食品 首都圏東物流センター」を開設する。同センターは同社が運営する最大級の物流拠点となり、2017年に開設した首都圏西物流センター(神奈川県相模原市)と合わせて、首都圏エリアにおける最適物流の実現を目指すための基幹センターとして2023年8月から稼働する予定としている。

同施設は都心部から約25km、首都高速6号三郷線/常磐自動車道・三郷ICから6km、常磐自動車道・流山ICに近接、国道16号線にも近く、首都圏東側をカバーするためのアクセスに優れている。

ダブルランプウェイと中央車路を設けた地上4階建の大型施設に、パレット自動倉庫(※1)、ロボットデパレタイズ(※2)等の最先端のマテハン設備を導入し自動化・省人化を推進することで、ローコストかつ高品質な物流オペレーションが実現する。大手量販店向けの配送センターから汎用物流まで幅広い流通に対応できる総合物流センターとして、多くの取引先に安定した食品流通を提供していくとしている。

さらに、同施設は免震構造により災害対策が強化されているだけでなく、カフェテリア・コンビニ・託児所の設置などアメニティを備えており、安心で働きやすい快適な環境が整っている。

※1:パレット単位の荷物を高い効率で保管する自動倉庫
※2:パレットから荷下ろしし、コンベヤへ投入するロボット

●施設概要
名称:「三井食品 首都圏東物流センター」
用途:常温
所在地:千葉県流山市小屋宇土深割158-1 GLP ALPHALINK流山5
敷地面積:11万3,511㎡(約3万4,000坪)
延床面積:8万390㎡(約2万4,000坪)
構造:地上4階/免震・PC造
稼働日:2023年8月
竣工:2023年2月