オリックス不動産㈱は3月22日、埼玉県入間郡で開発を進めていたマルチテナント型物流施設「鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンター」が完成したと発表した。

「鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンター」外観

●「鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンター」の特長
①首都圏、甲信越地方などの広域配送にも便利な関越自動車道、圏央道の結節点に立地
本物件から約5.3km~7kmの距離にある、関越自動車道・坂戸西スマートIC、鶴ヶ島IC、圏央道・圏央鶴ヶ島ICの3つのICの利用で、関東全域のみならず甲信越地方等への広域配送拠点として優位性がある。

1階には最大86台の大型車(10t車)が同時接車可能な両面バース、3階には最大43台の大型車が同時接車可能な片面バースを構え、合計30基のドックレベラーを実装することで、効率的な荷物の積み降ろしが可能。

②安心の事業継続計画(BCP)を備えた物流施設
BCP対策として、災害等に伴う停電時にも物流機能を継続できるように、24時間稼働想定の非常用発電機を設置した。これにより、非常時も荷物用エレベーターや照明等の使用が可能となり、24時間業務を継続することができる。また、敷地内には防災備蓄倉庫を構え、ヘルメットや防水シート、懐中電灯、簡易トイレ等を備蓄し、災害時に備えている。

③100%再生可能エネルギー由来の電力を供給する環境配慮型施設
施設の屋根に第三者所有モデル(PPAモデル)で1,281.60kWの太陽光発電システムを設置し、発電した電力は施設内で利用することが可能。また、夜間や天候の影響により、太陽光で発電した電力では供給量が不足する場合にも、オリックス㈱より非化石証書付き(トラッキング付き)の電力を供給することで、入居テナント企業は使用電力の100%を再生可能エネルギー由来の電力として利用できる。また、駐車場に電気自動車(EV)充電スタンド4基を設置する等、積極的に環境配慮に取り組んでいる。

スキーム図

●施設概要
名称:鶴ヶ島Ⅱロジスティクスセンター
所在地:埼玉県入間郡毛呂山町大字川角(番地以下未定)
交通手段:関越道・坂戸西スマートICから約5.3km
関越道・鶴ヶ島ICから約5.7km
圏央道・圏央鶴ヶ島ICから約7.0km
東武越生線川角駅から約1.7km
敷地面積:3万5,139.91㎡(約1万629.82坪)
延床面積:6万2,702.60㎡(約1万8,967.53坪)
規模・構造:地上4階建て、RCS造
駐車場台数:普通車231台、トラックバース129台、大型トラック待機場13台
その他:床荷重1.5t/㎡、梁下有効高5.5m以上、全館LED完備、非常用発電機完備、太陽光発電設備実装、電気自動車(EV)充電スタンド4基設置、カフェテリア、ルーフテラス、共用会議室を完備
着工:2021年11月1日
竣工:2023年2月24日

広域地図
中域地図