大和ハウス工業(株)は3月14日、沖縄県豊見城市で2棟で構成する沖縄県最大(※1)の物流施設開発プロジェクトを進める中、北側に位置する物流施設「DPL沖縄豊見城」が竣工した。

なお、南側に位置する「DPL沖縄豊見城Ⅱ」は2022年9月に竣工する予定。

※1:大和ハウス工業調べによれば 「DPL沖縄豊見城」「DPL沖縄豊見城Ⅱ」をあわせた延床面積は沖縄県最大。

「DPL沖縄豊見城」※写真は一部加工あり。

沖縄県は東アジアの中心に位置し、那覇空港は、国内だけでなくアジア主要都市との国際貨物ハブとして重要な役割を担っており、沖縄振興開発金融公庫が2021年3月に公表した「公庫レポート 沖縄県内の物流需給バランスの現状と将来推計について」によると、沖縄県は貨物の取扱量が増加傾向にあり、那覇市近郊では倉庫数も増加しているが、旺盛な需要により、倉庫の空室率は低水準で推移している。

そのような中、同社では複数の企業が入居できるマルチテナント型物流施設として最大13社が入居できる「DPL 沖縄豊見城」および「DPL 沖縄豊見城Ⅱ」の開発に着手し、今回「DPL沖縄豊見城」が竣工した。

●ポイント
(1)沖縄県最大のマルチテナント型物流施設
(2)テナント企業の職場環境整備支援として保育施設を併設(予定)
(3)4温度帯での管理を可能にすることで食品物流にも対応
(4)グローバルサプライチェーンにも適した好アクセスの立地

●「DPL沖縄豊見城」建物概要
名称:「DPL沖縄豊見城」
所在地:沖縄県豊見城市字与根西原50番110他
アクセス:車で那覇空港から15分、浦添ふ頭から30分
敷地面積:2万9,762.76㎡(9,003.23坪)
延床面積:3万9,970.60㎡(1万2,091.10坪)
構造・規模:鉄骨造2階建て
設計監理:浅井謙建築研究所・MPデベロップメント設計共同企業体
施工会社:(株)大林組
着工日:2021年2月15日
竣工日:2022年3月14日
駐車台数:乗用車61台、軽自動車80台、トラック2台
総事業費:約72億円

●「DPL沖縄豊見城Ⅱ」建物概要
名称 :「DPL 沖縄豊見城Ⅱ」
所在地:沖縄県豊見城市字与根西原50番114
アクセス:車で那覇空港から15分、浦添ふ頭から30分
敷地面積:5万3,292.73㎡(1万6,121.05坪)
延床面積:8万2,039.04㎡(2万4,816.79坪)
構造・規模:鉄骨鉄筋コンクリート造ならびに鉄骨造3階建て
設計監理:浅井謙建築研究所・MP デベロップメント設計共同企業体
施工会社:(株)大林組
着工日:2021年6月9日
竣工日:2022年9月30 日(予定)
駐車台数:乗用車272台、軽自動車4台、トラック8台
総事業費:約148億円