ラピュタロボティクス㈱は12月5日、㈱ほくやくの札幌支店に次ぐ2拠点目として函館支店へ11台、人と協働型のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を納入し、稼働開始したと発表した。

ほくやくの函館支店で稼働中のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」

ほくやくは、物流現場の労働力確保や庫内作業を標準化するため、新たな物流オペレーションの施策として、ラピュタPA-AMRを2023年11月から札幌支店の物流センターにて活用している。札幌支店においてラピュタPA-AMRの活用における庫内作業効率化、省力化の効果を確認し、札幌支店に次いで函館支店への採用を決定した。

今回、函館支店においての採用決定から稼働開始までは、札幌支店における導入時のノウハウを活かし、1拠点目より短期間で導入の運びとなった。

●ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」製品詳細
https://www.rapyuta-robotics.com/ja/solutions-pa-amr/

●ほくやくにおける「ラピュタPA-AMR」の導入のポイント
①労働力人口減少への対応策として有効な庫内作業効率化、省力化
函館支店においては期待通りの効果が確認され、今後さらなる効果が期待されている。

②高品質な庫内作業の標準化
札幌支店での倉庫内作業効率化のノウハウを函館支店でも共有し、安定かつ高品質な倉庫内作業の標準化を実現しているほか、函館支店ではPut to Light(誤ピッキング防止アシスト)を採用しており、商品の誤ピッキングを未然に防止し高品質な倉庫内作業を実現している。

③人とロボットの協働作業で有事においても安定した出荷を実現
医薬品の取り扱いには、地震等の災害時にも安定した出荷を維持することが求められる。有事の際、システムが完全に自動化されていると復旧に時間がかかる可能性があるため、システムがダウンしても出荷できる環境を構築できる「ラピュタPA-AMR」が最適なソリューションとして評価されたとしている。

●ほくやく 管理本部 物流部の髙尾氏のコメント
弊社では近年の労働人口減少に対応するために、業務の効率化、標準化、簡素化を図れるソリューションを模索しておりました。選定条件として重要としていたのは災害発生時でも通常と変わらぬ供給体制、安心・安定の医薬品物流を担えるソリューションでした。そこで出会ったのがラピュタロボティクス社様のPA-AMRでした。人とロボットのコラボレーションで様々な検証を踏み、結果、弊社が期待していた効果の他に従業員への作業軽減効果も成果としてあったことから導入に踏み切りました。弊社は北海道に根ざした企業です。安心・安定な物流体制を展開する事で地域密着、地域貢献に繋げていきたいと考えております。