佐川グローバルロジスティクス㈱(SGL)は9月2日、SGLの物流センター「福岡営業所」内のキューサイ㈱の物流現場において、最新のマテハン(※マテリアルハンドリングの略称)を導入したオペレーションを7月から開始したことを明らかにした。
物流業界では慢性的な労働力不足が続く一方、多様化する取扱商材への対応や生産性向上による効率化が求められているほか、キューサイにおいては、年々増加するEC注文への迅速な対応と顧客満足度向上のためのサービス強化が課題にあった。
それらの課題を解決するために、SGLはこれまでの物流現場設計で培ったノウハウをもとに、PaLS(Packing and Labeling System:自動封函機+送状貼付機、㈱タクテック製)とマルチフリクションフィーダー(DMT Solutions Japan㈱製)の2種類のマテハンを導入した。それらを導入することで、これまで人手で行っていたチラシの投入、梱包、送り状の貼付といった作業を自動化した。
これらによる省人化効果は約37%、処理能力は従来の6倍に向上し、生産性向上を実現した。さらに、処理能力の向上により、キューサイのECサイトでの注文から配送までのリードタイムが短縮され、顧客満足度の向上にもつながっている。
●SGLが今回導入したマテハン(動画)
https://youtu.be/4iSRDy-N2Ps