CBcloud㈱は9月2日、日本通運㈱とシステム連携し、軽貨物チャーター配送サービス「ＮＸクイックチャーター」の実証実験を同日より開始すると発表した。日本通運との協業でCBcloudが企画段階から開発まで伴走し、今回のリリースに至ったとしている。
24時間365日のWeb発注システムは、荷主の配送ニーズにも柔軟に対応し、ドライバーの稼働も最適化する。CBcloudの配送サービスプラットフォーム「ピックゴー」のシステムを活用し、「ＮＸクイックチャーター」へと進化させ、まずは日本通運の京都・滋賀エリアで同日より実証実験し、全国展開を目指す。
物流2024年問題における時間外労働の上限規制により、トラックドライバーの人手不足が深刻化し、荷主にとって、輸送を断られる、物流のコスト増等これまでのような輸送が困難となることが予想される。CBcloudは全国5万人もの軽貨物配送ドライバー登録があり、緊急・即日配送に強みを持つ。その基盤を生かして、荷主に対して利便性向上につながるシームレスな輸配送サービスを提供できる。これまで日本通運が営業時間外としていた夜間帯の案件受注を「ＮＸクイックチャーター」において実現させ、さらには電話・FAX受注からWEB発注へと物流DXを可能とした。
CBcloudはこのような配送インフラの規模と柔軟性を活用した取り組みを通じて、多様化する荷主の配送ニーズに安定的に応えていくほか、物流業務支援サービス「スマリュー」においては、個社ごとにカスタマイズされたシステム開発を伴走型で提供し、生産性の向上に努めることで、持続可能な物流の実現を目指すとしている。
●概要
実証実験エリア：日本通運の滋賀県・京都府拠点数 32拠点
対象車両：軽貨物
ログインURL：https://platform.business.kei-town.com/nx/signin
スキーム
・CBcloudの配送プラットフォーム「ピックゴー」を汎用したシステムを開発
・日本通運の顧客が直接、「ＮＸクイックチャーター」システムにて発注システム上で発注～車両手配～運行管理までを実現
CBcloudが提供する付加価値：24時間365日Webで発注受付が可能で、荷主の配送ニーズとドライバーの多様性（例：夜間に働きたいといったニーズ等）を上手く掛け合わすことのできる仕組み
