ヤマトホールディングス㈱と日本航空㈱(JAL)とスプリング・ジャパン㈱は8月1日より、羽田空港と新千歳空港および北九州空港間で、ヤマトグループが導入する貨物専用機(フレイター)の運航を開始した。
羽田空港は2024年4月11日から就航している成田空港、新千歳空港、北九州空港、那覇空港に次ぐ5番目の就航地となる。なお、羽田空港への就航を記念して、同日に就航記念お披露目会を実施した。
●羽田空港への就航について
ヤマトグループとJALグループは、ヤマトグループが導入するフレイターの運航路線に、羽田空港と新千歳空港・北九州空港間を設定し、8月1日から新たなダイヤで運航を開始した。同フレイターは、羽田空港を発着する国内唯一の貨物定期便で、既存の旅客機が運航していない深夜帯に運航する。それにより、日中の製品の生産時間、農水産物の収穫・水揚げ時間等を確保したまま、より遠方にスピーディーかつ高鮮度の状態で商品を流通させることが可能となる。また、運航中の成田空港に加えて、羽田空港を午前中に出発する国際線旅客便ともスムーズに接続することができる。
両社は、同フレイターの強みを生かし、安定的な輸送力の確保に加え、航空輸送の利点であるスピード輸送や、深夜帯を含む利便性の高い運航ダイヤ、海外を含めた輸送ネットワークを提供することで、生産者や事業者の商圏拡大や地域産業の活性化に貢献する。
●2024年8月1日からの運航ダイヤ
●羽田空港での就航記念お披露目会の様子
※左から日本航空 執行役員 木藤祐一郎氏、ヤマト運輸 常務執行役員(東京統括)の阿部珠樹氏、スプリング・ジャパン 取締役の上谷宏氏