三井倉庫㈱は7月2日、いすゞロジスティクス㈱と共に、(一社)日本物流団体連合会が主催する「第25回物流環境大賞」において、特別賞を2社共同で受賞したと発表した。

今回2社は既存の物流スキームに三井倉庫の横浜港内の物流施設をコンテナデポとして活用したコンテナのラウンドユースを行うことで、CO2排出量の削減、ドライバーの拘束時間の短縮を実現した点が評価されたとしている。

表彰式の様子。左より日本物流団体連合会会長の真貝康一氏、いすゞロジスティクス海外物流事業室室長補佐の利根川弘一氏、三井倉庫関東支社営業部部長の安原賢太氏

●取り組みの概要
横浜港を利用する輸入コンテナの空コンテナの一部を三井倉庫の物流施設で一時保管を行い、いすゞロジスティクスの輸出コンテナで使用するコンテナラウンドユースを実施するもの。空コンテナを横浜港に返却せず、いすゞロジスティクスの輸出貨物の運搬に使用することで、横浜港で空コンテナをピックアップする従来の作業スキームよりも短い走行距離で空コンテナを利用することが可能となった。これにより、CO2排出量の削減とドライバーの拘束時間の短縮を実現した。

横浜港湾岸地区でのCRUスキーム図