SGホールディングスグループの佐川急便㈱は12月19日、西濃運輸㈱と2023年7月より実施している青森県下北郡向け荷物の共同輸配送の取り組み(※1)が「令和5年度グリーン物流パートナーシップ会議(※2)」物流パートナーシップ優良事業者表彰において部門賞を受賞したと発表した。

左から、西濃運輸 営業企画部 営業開発チームの伊藤友昭チームリーダー、国土交通省の鶴田浩久物流・自動車局長、佐川急便 事業開発部の佐藤諒平担当部長

画像:左から、西濃運輸 営業企画部 営業開発チームの伊藤友昭チームリーダー、国土交通省の鶴田浩久物流・自動車局長、佐川急便 事業開発部の佐藤諒平担当部長

今回受賞した共同輸配送の取り組みは、まず各社が青森県下北郡行きの荷物を岩手県以西より集荷し、岩手県内の拠点(佐川急便・岩手営業所/西濃運輸・盛岡支店)に集約する。下北郡行きの荷物を積載した佐川急便のトラックが西濃運輸・盛岡支店に立ち寄り、西濃運輸の下北郡行きの荷物を積み込み、佐川急便の下北営業所に輸送する。到着後、配達先のエリア別に仕分けを行い、佐川急便のドライバーが西濃運輸の下北郡行きの荷物も含め配達するもの。そうすることで、トラックの積載効率が向上し、トラック台数の削減、それによる労働・環境負荷低減を実現している。なお、ドライバーの運行時間約8,083時間/年間(41.8%)が省力化され、CO2排出量約94.6t-CO2/年間(53%)が削減された。

フロー図

※1:2023年7月31日「佐川急便と西濃運輸が本州最北端の青森県下北郡向け荷物の共同輸配送を開始」
https://www2.sagawa-exp.co.jp/newsrelease/detail/2023/0731_2103.html

※2:グリーン物流パートナーシップ会議
経済産業省、国土交通省、(公社)日本ロジスティクスシステム協会、(一社)日本物流団体連合会が主催し、物流分野における環境負荷の低減、物流の生産性向上等持続可能な物流体系の構築に向けた荷主企業・物流事業者が連携した取り組みを普及促進するため、平成17年4月に設立され、平成18年度より特に顕著な功績があった優良な取組に対して表彰が行われている。