花のサブスクリプションサービス「ブルーミー(bloomee)」を運営するユーザーライク㈱は10月24日、スターフェスティバル㈱、センコーグループの㈱プリティポーターズ、ASKUL LOGIST㈱など複数の物流企業と連携し、「ブルーミー」の配達における独自の物流網「ブルーミーロジ」を構築すると発表した。

「ブルーミーロジ」の構築により、より良い状態での花の配達の実現と、より一層の物流効率化、持続可能な物流網の構築に向けた取り組みを強化する。

●今回の取り組みの背景
物流業界では、働き方改革関連法の施行を受け、2024年4月から配達ドライバーの時間外労働時間が年間960時間までに限定されることで人手不足や宅配荷物の遅配等が起こると予測されており、すでに物流各社の体制変更やサービス変更・終了等が行われている。

ブルーミーはサービス提供にあたり物流業界との連携が非常に重要と捉えており、物流各社にて改革やサービス変更があった場合でも、「ポストにお花が届く」というブルーミーのサービス体験を変えず、継続してより良い状態の季節の花を定期便として配達できるよう取り組んでいる。

取り組みの1つとして、今回、スターフェスティバル、プリティポーターズ、ASKUL LOGIST、近畿配送サービス㈱等の複数物流会社と連携し、独自物流網「ブルーミーロジ」を構築した。

●「ブルーミーロジ」の概要
「ブルーミーロジ」は、日本各地の出荷拠点「Flower Factory」で製作したブーケを、物流企業各社と連携して全国のブルーミー会員に配送する独自物流網。今回、連携する物流企業各社が配送エリアを分担することにより、より一層の物流効率化を実現し、さらに持続可能な物流網の構築に向けた取り組みとなる。

●物流効率化のポイント
・従来発生する各物流センター、ラストワンマイル配送時のドライバーの仕分け業務を大幅削減
・出荷からお届けまでのリードタイム短縮
・各ドライバーとリアルタイム対応が可能なブルーミーCS体制の構築による再配達の撲滅

従来の荷物の配送フローは、複数出荷先から集荷した荷物を、各配送会社がもつ物流センターにて種類・用途・宛先ごとに仕分けし、地域の物流拠点に配送する。さらに、物流拠点にて、方面別に荷物が仕分けされ各配送会社の支店に配送、支店でもドライバーごとで担当エリアの荷物を仕分けし、最終の配達先に配送するという工程がある。

「ブルーミーロジ」では、各配送エリアを担当する物流企業に出荷拠点から直送または集荷、引渡しをするため、経由地点が減り、従来発生している仕分け工数を大幅にカットした配送を実現する。

一般的な物流と「ブルーミーロジ」の物流網の違い

今回の「ブルーミーロジ」において、各配達ドライバーの誤配送や未配達・持戻防止のため、各ドライバーと直接リアルタイムで連携をするため、ブルーミーCSチームやシステムも強化した。

新規会員など初めて届ける場所の確認や、配送時に現地で発生した事象等も、CSチームと連携しその場で解決することで、持戻等をなくし、再配達数撲滅に向けた体制も構築している。

●「ブルーミー(bloomee)」
https://bloomeelife.com/