ラピュタロボティクス㈱は10月23日、安田倉庫㈱が東雲営業所に、同社製無人フォークリフト(AGF)「ラピュタ自動フォークリフト」を本導入したと発表した。

ラピュタ自動フォークリフト

安田倉庫はDX事業推進室を新設し、様々な物流課題解決のため、自動化ソリューションを活用した省人化・省力化を進めている。本年6月には、ラピュタロボティクスの協働型ピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR(Autonomous Mobile Robot)」を厚木営業所に導入し、生産性向上を実現している。

2023年6月、両社の協業第2弾としてラピュタ自動フォークリフトを安田倉庫の東雲営業所で、本導入を見据えた試用運用を実施。試験運用では、本導入した場合と同様の条件で運用を行ったが、倉庫への適合性、ラピュタ自動フォークリフトのパフォーマンスや安全性を確認した結果、本導入を決定したほか、ラピュタPA-AMR導入時と同様に、カスタマーサクセスに力を入れ、物流現場のDXを推進するために顧客と伴走するラピュタのカスタマーサポートの体制への評価も本導入の決め手となった。導入決定時には詳細要件定義を実施、その後わずか2か月ほどの短期間で迅速に対応する納入体制も優れており、ラピュタが開発したロボティクスプラットフォーム、それを用いたロボット群制御AIのソフト技術、また、国産のハードウェアを用いた精度の高い製品とサービスを提供するラピュタを物流現場DX推進のための協創パートナーと位置づけている。

●本導入の目的
①次なる物流現場DX推進にAGFを活用したい:止められない現場での業務標準化のために倉庫業務の標準化、平準化、自動化を推進。

②事業継続計画の強化:AGF倉庫適合性、生産性向上や省力化の実現、熟練者や人手に依存しない持続可能な倉庫内作業環境の構築を実施。

③付加価値の高い業務の拡充:自動化や機械化を推進し、人材はメディカル製品の検査・修理・製造などの付加価値の高いサービスにシフト。