アマゾンジャパン(合)は10月18日、安全で迅速かつ効率的な配達を提供する取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車を活用した商品の配達サービスを開始すると発表した。これにより、軽バンや運転免許を保有しない人も配達を行うことができる。
同リヤカー付き電動アシスト自転車は国内24の都道府県ですでに数百台がデリバリーサービスパートナー(通称DSP)によって活用されており、今後数年以内に順次配達エリアや台数を拡大し、年間数千万個の商品を配達する予定としている。
アマゾンジャパン合同会社 アマゾンロジスティクス 代表 アヴァニシュ ナライン シング氏は次のように述べた。
「今回、特に過密地域において、デリバリーサービスパートナーがより便利で持続可能な方法でAmazonの商品を配達できるようにする取り組みの一環として、リヤカー付き電動アシスト自転車での配達が可能になったことを大変嬉しく思います。Amazonは、2040年までにすべての事業においてネット・ゼロ・カーボンを達成するという目標を掲げ、配達ネットワークの脱炭素化につながる、より持続可能な配達方法の導入に取り組んでいます。今後も、お客様が迅速かつ確実に、そして何よりも持続可能な方法でAmazonの商品をお受け取りいただけるよう、リヤカー付き電動アシスト自転車の配達エリアや台数を拡大してまいります」
また、リヤカー付き電動アシスト自転車で配達する商品も、置き配設定が可能となる。置き配は、安全で非接触型であり、顧客が対面で商品を受け取ることが不要になる。Amazonでは玄関への置き配が初期設定だが、注文確定画面等で宅配ボックス、ガスメーターボックス、自転車のかご、車庫、建物内受付/管理人の中から、顧客は指定場所を変更することも可能。置き配は再配達の大幅な削減にもつながる。
●リヤカー付き電動アシスト自転車での配達方法について
顧客から注文された商品は全国の物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)から集約し、Amazonのデリバリーステーション(DS)に届けられ、Amazon独自の配送プログラム「アマゾンロジスティクス」によって、委託先の配送業者を通じて顧客の玄関先に届けられる。同配送プロセスの最後の「ラストワンマイル」にリヤカー付き電動アシスト自転車を使用することにより、自動車や運転免許を必要とせずに配達を行うことができる。