ヤマト運輸㈱は1月30日、ビジネスパーソンがオフィス以外の場所から宅急便を発送する際の利便性向上や業務効率化に向け、ビジネスプラットフォーム「Slack」と「Microsoft Teams」上で宅急便の発送手続きができる機能を提供すると発表した。
日常業務で使用するツール上で簡単に発送手続きが可能となり、配送費用の個人精算も不要としている。
2月8日から「Slack」ユーザー向け、2月15日から「Microsoft Teams」ユーザー向けに機能の提供を開始する予定。
※「Microsoft Teams」では、開始時は実証実験段階となるため、一部企業に限定して機能の提供を予定している。
●機能説明
(1)送り状の自動作成
各プラットフォーム上から同機能を立ち上げ、そこから届け先等の送り状情報を入力すると、専用QRコードが発行されるため、手書きの送り状が不要。専用QRコードと荷物を一緒に最寄りの発送場所に持ち込むだけで、簡単に荷物を発送することが可能。
(2)多様な場所から発送が可能
ヤマト運輸の営業所やオープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」、コンビニエンスストアからの発送が可能。顧客の都合に合わせて発送場所を選べる。
(3)発送後の経費精算が不要
配送費用は発送手続きの際に自動で計上され、まとめて会社宛に請求されるため、配送費用を個人で立て替えずに荷物を発送することが可能。
●同機能の詳しい操作方法
「Slack」URL:https://www.sakura.ad.jp/taqbin/
「Microsoft Teams」URL:https://business.kuronekoyamato.co.jp/promotion/teams-taqbin/
●各ツール・プラットフォームの提供開始日[開始日/ツール・プラットフォーム/プラットフォーム提供企業]
▽2022年5月12日(木)/LINE WORKS/ワークスモバイルジャパン㈱
▽2023年2月8日(水)/Slack/Slack Japan㈱
※提供アプリケーションはさくらインターネット㈱で開発。
▽2023年2月15月(水)※開始時は実証実験となるため、一部企業に限定して機能を提供/Microsoft Teams/Microsoft Corporation
※電通グループ各社により同機能の導入サポートを実施。
※適用するツール・プラットフォームを順次拡大する予定。
※「Slack」では提供開始日から集荷依頼と匿名配送の手続きが可能。「LINE WORKS」「Microsoft Teams」では、後日提供する予定。
●今後の展開
様々なビジネスシーンで便利な宅急便の発送体験を提供すべく、ヤマトビジネスメンバーズなど自社サービスへの展開やさらなる他社のサービスとの連携を検討していくとしている。