青森~函館間を16便/日で結ぶ青函フェリー㈱は11月7日、函館どつく㈱に「あさかぜ5号(1998年就航・1,958トン)」の代替船として発注した第913番船(2023年3月就航予定・約3,000トン型)の命名・進水式を函館造船所第1号船台で行った。

式典では、栗林商船㈱ 代表取締役社長の栗林宏吉氏が「はやぶさII」と命名披露し、支綱切断は栗林社長および令夫人により行われた。

はやぶさII

●新造船「はやぶさII」の特長
(1)揺れの低減
「はやぶさII」は従来船の船首の形を変え、波の抵抗を低減。船尾船底の構造等も大幅に見直し、荒れがちな津軽海峡の波による揺れを抑える構造。

(2)省エネ船
推進部のスクリューやエンジンは最大出力時の燃料効率を、運航中のフェリーより5%程度向上。合わせて客室に伝わるエンジン音も軽減となる。

(3)船内のデザインコンセプト
メイドイン函館の新造船であることから、函館市にゆかりのあるモノ(五稜郭、おんこの木等)をグラフィック化したデザインとなっており、空間のオリジナリティを演出し、青函フェリーであるというイメージを明確に表現している。