日本航空㈱(JAL)、㈱JALエービーシー(JAL ABC)、CBcloud㈱の3社は10月25日、顧客が出発地から滞在先ホテルまで安全・安心かつシームレスに移動できる新たな移動体験の創出を目的として2022年7月11日より開始した「手荷物当日配送サービス」(※)について、より多くの顧客に提供すべく出発対象空港を追加し、合計20空港で利用できることになったと発表した。

「手荷物当日配送サービス」

※2022年7月6日付プレスリリース『「手荷物当日配送サービス」の正式運用を開始』
https://press.jal.co.jp/ja/release/202207/006774.html

同サービスは、顧客が出発空港で預けた手荷物を都内ならびに舞浜エリアの滞在先ホテルまで当日中に届けるサービスで、顧客は羽田空港に到着後、滞在先のホテルに寄って荷物を預けたり、コインロッカーを探すことなく、そのまま手ぶらで観光に行けることから、これまでに荷物量が多いファミリー層や早朝からアミューズメント施設を訪問する顧客を中心に利用されている。

今回、より多くの顧客に同サービスを提供すべく、9月15日には徳島、高知、那覇の3空港を、10月27日からは青森、小松など8つの空港を追加した。

なお、羽田空港に到着するすべての顧客を対象に、羽田空港内JAL ABCカウンターで預かった手荷物を滞在先ホテルに当日中に配送するサービスも併せて提供している。

同サービスの予約・決済はJALのWebサイト上で完結し、対面接触の機会ならびに時間を極小化したサービスとなっており、安全・安心に利用可能。羽田空港到着後の手荷物の輸送については、JAL ABCを通じてCBcloudが提供する配送サービス「PickGo(ピックゴー)」が行う。

手荷物の持ち運びから解放することで観光地におけるバスや電車の混雑緩和につなげる等、オーバーツーリズムの解決にも寄与するため、利用可能空港ならびに配送先のさらなる拡充を図っていくほか、需要拡大が見込まれるインバウント旅客への対応、その他の事業者との連携を推進し、手荷物から解放された新たな旅行スタイルの浸透に向け同サービスを強化していくとしている。

●サービス概要
JALWebサイト:https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/baggage/samedaydelivery/

●各社の役割
JAL:サービス全体企画、対象路線を利用する旅客へのプロモーション、予約・決済、サービス提供、荷物の預かり

JAL ABC:サービス全体企画補佐、顧客の問い合わせ窓口運営、配送に関わる管理 業務、荷物の預かり

CBcloud:荷主と配送パートナー(ドライバー)をつなぐ配送プラットフォーム「PickGo(ピックゴー)」を活用し、到着空港から目的地までの陸路配送の提供・運営