プラスオートメーション㈱(+A)は7月28日、センコー㈱の千葉県印西市の印西第2ロジスティクスセンターに2段式走行レーンを活用した「t-Sort sd5」(可搬重量5kgの仕分けロボット)の導入を完了した。

導入現場

同センターでは、スポーツメーカーのデサントジャパン㈱のゴルフウェア・ゴルフ用品の店舗別出荷の工程を人手によるオーダーピッキング(摘み取り)で処理していたが、2段式t-Sortの導入によりトータルピッキングと仕分け(種まき)に変更することで大幅な生産性向上と省人化を実現した。

●導入現場動画
https://youtu.be/es3RVA6evVA

今回導入したt-Sortの最大の特徴は、走行レーンを鋼製の2段式とした点にある。これにより使用面積80坪で212間口の設置が可能となり仕分けの効率化を実現したほか、上段と下段は完全に分割された2系統での運用となっており、作業進捗にあわせて使い分けることができる。

例えば、上段を出荷向け、下段を返品向けに活用する等、異なる業務を同時に実施でき、今後の工夫しだいでさらなる高効率化も可能な構成となっている。

ロボットは上下段合わせて40台、3,200投入/時の処理能力を有しているが、繁忙期にはロボット台数を一時的に増大する等、RaaS(Robotics as a Service)をのメリットを活用することでさらなる処理能力アップにも対応可能。

+Aとセンコーは今回のセンター以外にすでに千葉県流山市でもt-Sortの活用に取り組んでおり、今後t-Sort以外にも様々なソリューションの活用・改善を通じて、パートナーシップをさらに強化していく、としている。