センコーグループホールディングス㈱傘下の中核会社であるセンコー㈱と三菱商事㈱、および日本電信電話㈱の共同出資会社である㈱インダストリー・ワンは6月29日、センコーが運営する物流センターの入出荷データ等を活用して構築したAI需要予測モデル実証の結果、余剰在庫の削減および欠品率低減による戦略的な在庫管理と発注業務効率化に関する一定の効果を確認したと発表した。

今回の実証結果を踏まえて今後、センコーとインダストリー・ワンは、センコーの小売、卸売、製造業等の取引先への展開により、さらに予測レベルの高度化を推進することで、人手不足や過剰在庫等の業界課題の解決、フードロスやCO2排出量削減等による社会課題の解決にも貢献していく。

●実証実験概要
対象:センコーが運営する物流センターの食品カテゴリ商品
期間:2021年12月~2022年3月
内容:AI需要予測モデルによる推奨発注数の自動提案による、在庫削減及び欠品率低減に関する効果試算
結果:欠品率を現行水準としながら、最大2割の在庫削減を実現(発注頻度が週1回以上・出荷量が上位50%以上の商品)

実証実験の流れ