鴻池運輸㈱は1月26日、㈱農研植物病院(※)に資本出資し、農業現場における病害虫対策の高度化と持続可能な農業の新たなサプライチェーン構築を推進すると発表した。
今回の提携により、鴻池運輸は物流およびサプライチェーン構築で培った知見を、農研植物病院が持つ病害虫検査技術・研究開発力、さらに農研植物病院の他の出資企業が持つ知見と融合させ、農業分野の国際競争力強化に貢献することを目指す。
※(国開)農業・食品産業技術総合研究開発機構(農研機構)発ベンチャー認定企業
●提携の背景と目的
近年、気候変動や国際的な食料需給の変化により、農業現場では病害虫リスクが増大している。また、政府が掲げる2030年までに農林水産物・食品の輸出額5兆円に拡大する目標を達成するためには、輸出検疫の迅速化や高度化が不可欠。そうした課題に対応するため、鴻池運輸は農研植物病院と共に以下の取り組みを推進する。
①病害虫検査技術開発と高度化
②病害虫防除に関するスマート農業分野での連携
③効率的な物流と連携した輸出検疫・残留農薬分析の迅速化と高度化による農産物の輸出拡大
④農業分野の新たなバリューチェーンの構築
これらの取り組みにより、農業生産者の病害虫対策の負担軽減と収量安定化に貢献し、日本の農業の競争力強化を図る。
●出資先概要
社名:㈱農研植物病院
所在地:茨城県つくば市観音台2丁目1-18
設立:2024年1月
事業内容:植物病害診断、病害防除技術の研究開発、農業支援サービス
代表取締役:上山健治
URL:https://naroph.jp

