(一社)日本物流団体連合会(物流連)は3月3日、今年度第2回の経営効率化委員会(委員長:全日本空輸㈱ 取締役常務執行役員 外山俊明氏)を都内の霞山会館で開催した。

これに先立ち開催されたオンライン講演会には46名が参加した。

講演は2部構成として、第1部では「人手不足を解決する物流自動化ソリューション」と題して、講師の㈱Mujin 営業本部長の海野義郎氏より、物流センターにおける重筋作業をロボットに置き換える同社の独自技術や今後のトレンドについて講話があった。

続いて第2部では「パートナーシップ構築宣言の意義と宣言状況について」と題して、中小企業庁事業環境部企画課 課長補佐の柴田和也氏による講演が行われた。

これは、総合物流施策大綱において、物流の自動化・機械化に関する2025年の目標値(KPI)が設定されたこと、また、新型コロナウイルスによる影響が長引くなか、企業の大小に関わらずパートナーシップ構築することで共存共栄を図り付加価値を高めていく取り組みが進展していること等、物流業を取り巻く事業環境の変化について情報提供を行うべく企画されたもの。

引き続き行われた委員会では、「令和3年度下半期活動報告」として、物流標準化調査小委員会、およびダイバーシティ推進ワーキングチーム(女性活躍推進)等について経過報告が行われた。

続いて、「令和4年度活動計画(案)」として、今年度の活動を継続して調査やワーキングを実施することに加えて、新たに高齢者の活躍推進に関する調査検討、物流事業の安全に関する講演会を開催することなどの案が示され、これらについて了承された。