SBSホールディングス㈱は6月27日、同社LT企画部の担当者が東京大学 先端科学技術研究センター 先端物流科学特論講座で講演を行った。

同大学の先端物流科学寄付研究部門は、先端技術による物流業界の課題解決やそれに向けた高度人材の育成等を目的に、これに賛同した複数の物流企業が出資する形で設立された教育機関。SBSグループは2020年から参画しており、今回はその取り組みの一環として登壇した。

講演では、同社LT企画部部長の曲渕章浩氏が、従来のSBSグループの成長戦略や、昨今のEC市場の拡大を見据えた次の成長戦略を骨子に、今後の労働力不足への対応や、ラストワンマイルへの活用を想定したソリューションの、LT(ロジスティクス・テクノロジー)視点による考え方や取り組み事例等を、約100名の大学院生に紹介。同氏は、「社会インフラといえる物流はその維持だけでも問題・課題が山積みな状況であり、解決には産業の根幹からの改革や最新テクノロジーの活用が不可欠。そのため、何より次世代の日本を担う皆さんのような高度人材を必要としている。ロジスティクスの世界は複雑で難しさもあるが、一方でそれ以上のやり甲斐や面白さもある。今回の講演を通じて、皆さんに少しでも興味を持っていただければ大変嬉しい。今後、何かしらの形で皆さんと一緒に仕事ができることを楽しみにしている」との言葉で講演を締め括った。