NIPPON EXPRESSホールディングス(株)は2月24日、山梨県北杜市と、同市の基幹産業である農業の持続的な発展と地域経済の活性化を図るため包括連携協定を締結した。
NXグループは2016年に新たな事業展開として、北杜市の豊かな自然環境を求め、市内に「NXアグリグロウ(株)(旧・日通ファーム)」を設立。耕作放棄地解消や地域の雇用に貢献する等、同市が抱える課題解決に向け、地域と共に発展を目指し事業を進めてきた。
NXグループが長年にわたり国内外で携わってきた物流関連事業は、地域産業と密接な関係性の構築が不可欠であり、国内における産業構造の変化による地域経済の縮小、少子高齢化が急速に進行している状況など地域が抱える課題解決に向け、NXグループが持つ物流を核としたノウハウを活用することにより、北杜市の基幹産業である農業を通じ、地域の持続可能な発展を目指し、新たなモデルづくりに取り組んでいる。
今回の協定に基づき、DXによる生産性の飛躍的向上や、流通の効率化、需要と供給の正確な予測等により、高付加価値・少量多品種生産や廃棄の削減等を図るため、農業生産者の販路拡大に向けた冷蔵コンテナの設置を試行的に進めていくす。
また、NXグループの社員食堂等で、北杜市産農産物関連のイベントの開催や、導入に向けた検討、また、グループ企業における農産物販売のほか、ICT技術やドローン等の新技術の活用を推進する等の取り組みにより、地域の持続的な発展と地域経済の活性化を図る取り組みを展開させていく。
●包括連携協定の主な内容
(1)地域経済の活性化に関する取り組み
(2)循環型社会の推進に関する取り組み
(3)子ども達の食育に関する取り組み
(4)その他本協定の目的を達成するために必要な取り組み