(公社)日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は9月16日、2026年10月6日・19日に「ロジスティクス全国大会2026」を開催すると発表した。

同大会は、「経営とともに進化するロジスティクス~持続可能な社会と企業価値向上を支える新たな挑戦~」をテーマに、物流を経営課題として捉えて企業価値向上や持続可能な社会の実現に向けたロジスティクスの役割を考えるイベントとなる。

●大会概要・プログラム等
https://www1.logistics.or.jp/network/enhancement-2026/zenkoku-2026/

①三菱食品CLOが語る「経営とともに進化するロジスティクス」
10月6日の基調講演では、三菱食品㈱ 取締役常務執行役員 SCM統括兼CLOの田村幸士氏が登壇。物流を取り巻く環境変化や社会的要請を踏まえ、企業経営におけるロジスティクスの役割と、持続可能な社会・企業価値向上に向けた取り組みについて講演する。

②サイバー攻撃によるシステム障害時の物流対応
アサヒグループジャパン㈱の井石明伸氏による事例講演では、2025年9月29日に発生したサイバー攻撃によるシステム障害を取り上げる。通常使用していたシステムが突然使用できなくなり、出荷停止を余儀なくされた状況から、システム障害発生時に物流部門で何が起き、どのような判断と対応によって業務再開にこぎつけたのかを解説する。

③AIが解ける物流、解けない物流
㈱オプティマインドの松下健氏による講演では、物流におけるAIの現場実装をテーマに、学習系・最適化系・運用ロジック・生成系の4つの技術を整理する。物流の各業務に適した技術を対応づけ、大規模言語モデル(LLM)が価値を発揮する領域とそうでない領域を切り分けながら、技術選定を経営がどう判断すべきかを提起する。

④「経営×変革」から考える、これからのロジスティクス
特別セッションでは、JILS提言冊子「経営×変革」を起点に、ロジスティクスによるイノベーションと企業変革のあり方を考える。

東京大学の西成活裕氏によるビデオメッセージに続き、Nexgen Japan Inc.、花王㈱、㈱シグマクシスの講演者が、経営環境の変化、企業価値向上につながるロジスティクス経営、ロジスティクスを起点とした企業変革について、それぞれの視点から講演する。

また、気象予報士・防災士の天達武史氏による特別講演では、異常気象・気象災害をテーマに、企業活動や物流への影響について考える。

⑤2026年度ロジスティクス大賞 受賞記念講演会
10月19日には、2026年度ロジスティクス大賞の表彰式および受賞記念講演会を開催する。同賞はロジスティクスの推進に向けて、優れた実績をあげたと認められる企業・機関・団体を表彰する制度。同講演会では以下の5事例について、取り組みの背景、実施内容、具体的な成果を紹介する。

◎受賞企業・団体/受賞事例
(一社)全国軽貨物協会:共通デジタルプラットフォーム「K-LINK」による安全管理・適正取引の可視化・標準化
安田倉庫㈱・㈱イデアロジー:デジタルツイン×最適化シミュレーションによるメディカル物流変革
北海道ロジサービス㈱:日本初「エルゴローディングシステム」による荷役負担軽減と効率化
GROUND㈱:AMRとDPSのリアルタイム連携による増員なき出荷生産性2倍増への挑戦
㈱Mujin Japan・㈱三五:フィジカルAIを活用した工場内物流改革

●開催概要
大会名:ロジスティクス全国大会2026
テーマ:経営とともに進化するロジスティクス ~持続可能な社会と企業価値向上を支える新たな挑戦~
開催日:2026年10月6日(火)・19日(月)
開催時間:10月6日 10:00~17:00/10月19日 13:00~17:10
会場:KFC Hall & Rooms(東京都墨田区)
開催形式:会場参加・オンライン参加の選択形式
オンライン:Zoomウェビナー
主催:(公社)日本ロジスティクスシステム協会
※都合により講演者、テーマ等、プログラムが変更になる場合あり。