日本パレットレンタル㈱(JPR)は10月29日、文部科学省が推奨するキャリア教育の一環として、中高生を対象とした「キャリア教育推進のための企業訪問学習」の受け入れを今回初めて実施したと発表した。

物流について学ぶ木更津市立畑沢中学校の生徒達

今回の取り組みは、生徒達が企業や社会の仕組みを直接学ぶことで、職業観や勤労観を育むことを目的としている。同社は普段意識することの少ない「物流」という社会インフラと、その効率化に不可欠な「パレット」の役割をテーマに、「未来の自分」を考えるきっかけを作ってもらうことを目標として、民間コーディネーターの㈱ミューズを通じて学習機会の提供を行った。

●実施概要
参加校・実施日:立教新座高等学校 2年生5名(2025年10月2日実施)
        木更津市立畑沢中学校 2年生5名(2025年10月9日実施)
場所:JPR本社(東京都千代田区)
主なプログラム内容:物流の役割とパレットについて、JPRの事業内容と仕事について
グループワーク:「もしもこの世界からパレットがなくなったら」

●プログラム詳細
参加した生徒達は、普段意識することのない「物流」が社会生活を支えていること、その物流の効率化に不可欠な「パレット」の重要性について、座学で理解を深めた。

特に、グループワーク「もしもこの世界からパレットがなくなったら」では、パレットが存在しない世界で起こる具体的な問題点を話し合い、物流の現場で働くことの意義や、JPRのレンタルパレット事業が社会に与える影響について、それぞれの視点から活発な意見交換が行われた。

JPRの仕事について説明を受ける立教新座高校の生徒達
グループワークに取り組む木更津市立畑沢中学校の生徒達