陸・海・空の物流専門紙・誌19社で構成する日本物流記者会は12月12日、第10回「物流人間大賞」の選考を行い、センコーグループホールディングス㈱ 代表取締役社長の福田泰久氏を受賞者に決定したと発表した。
●第10回受賞者
福田泰久氏 (センコーグループホールディングス㈱ 代表取締役社長)
〈略歴〉
1969年扇興運輸(現センコー)入社。取締役、常務、副社長を経て、2004年6月代表取締役社長。17年4月センコーGHD代表取締役社長(現任)。22年4月センコー取締役会長(現任)。1946年8月23日生まれ。関西大学経済学部卒。
≪授賞理由≫
福田氏は、日本を代表する物流企業であるセンコーグループのトップとして、同社の成長に類まれなる経営手腕を発揮するとともに、事業活動を通じて物流業界の発展や地位向上に貢献した。また、全国通運業連合会の会長を13年の長きにわたって務め、鉄道モーダルシフトの拡大や通運事業の発展に尽力する等、物流業界のリーダーとして大きな功績を残した。
●福田氏の受賞コメント
この度、物流人間大賞という素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。関係の皆様に心より感謝申し上げます。私は長年にわたり、通運、トラック、倉庫、港湾などの業界活動に携わってまいりました。微力ながらも、これら業界の発展に何らかの形で貢献できたことを誇りに思います。また、センコーグループの経営においては、物流センター事業やM&Aの積極的な展開、物流以外への領域拡大などで事業規模を大きく伸ばし、業界でも類を見ない新たな経営スタイルの構築に向けて変革と挑戦を続けています。物流業界は現在、人材不足や自動化・省力化、デジタルトランスフォーメーション(DX)、環境への対応など、数多くの課題に直面しています。しかし、これまでの業界活動や会社経営で培ってきた知見と経験を活かしてこれら課題に対処し、業界の更なる発展に寄与していく所存です。
●「物流人間大賞」とは
物流人間大賞は、広く物流分野で高い功績を示された個人を顕彰することを目的として2015年度に創設された。受賞者は記者会加盟社の推薦等を踏まえ、同記者会幹事会での選考により決定する。
第1回受賞者 川合正矩氏 (日本通運㈱ 代表取締役会長、全国通運連盟会長)
第2回受賞者 星野良三氏 (多摩運送㈱ 代表取締役会長、全日本トラック協会会長)
第3回受賞者 工藤泰三氏 (日本郵船㈱ 代表取締役会長)
第4回受賞者 石田忠正氏 (日本貨物鉄道㈱ 取締役相談役)
第5回受賞者 田村修二氏 (日本貨物鉄道㈱ 代表取締役会長)
第6回受賞者 坂本克己氏 (全日本トラック協会会長)
第7回受賞者 渡邊健二氏 (日本通運㈱ 代表取締役会長、全国通運連盟会長)
第8回受賞者 野尻俊明氏 (学校法人日通学園理事長)
第9回受賞者 池田潤一郎氏(㈱商船三井 取締役会長)
※役職は当時