空港カートや台車・リフトを製造販売する花岡車輌㈱は3月1日、背が高く美しく堅牢なワゴン「シャリエワゴンシリーズ」の新製品を発売した。
新製品は、"豊かなCART LIFEを提供する"「LIFE & INTERIOR事業」から発売され、耐荷重80kgとプロユースでありながら、折りたたむと13cmの薄さになり、邪魔にならない。そのうち、"背の高いワゴン"である「シャリエワゴンハイ」は、狭小空間で活躍する折りたたみワゴンをさらに利用シーンを増やすために"立ち作業"にも利用しやすく、「シャリエワゴン」より高さ13cmほど高く設定されている。作業台や受付台、車輪も外せて折りたたみテーブルとしても利用が可能としている。
●開発ストーリー
①産業用製品だったシャリエがインテリア系展示会で「デザイン」と「丈夫さ」で受け入れられる
同社によると、シャリエワゴンは30年以上発売していた「フレックスシャリエ」の後継モデルとして、もともとは「産業用物流機器事業」の製品カテゴリー群のシリーズで、オフィスや空港ラウンジ、キッチン等でも多く利用されてきたとしている。開発の転機は、インテリアライフスタイル系の展示会に展示したところ大きな反響を得た。特に多かったのは「耐荷重80kgの丈夫な折りたたみワゴン」である点への反響で、同業界ではワゴンは耐荷重10kg程度のものが多くテーブル部分が凹んでしまいがちとなり、表に出すことを躊躇うシーンがあったとしている。
②新たなニーズ"立ち作業"をヒントに
そこで話にあったのが"立ち作業"のニーズだとしている。展示会では、これをもう少し高くして「受付台」にできれば、ワゴンなので搬入も楽になり、10万円近くのコストをかけて受付台を毎回作らなくて済むのではとの声や、狭小店舗を運営される中でキッチン内の立ち作業の台として利用や店舗の前に置いて簡易的なテイクアウト販売所になる等の声を受け、今回「シャリエワゴンハイ」を開発した。
③機能・デザイン面でもこだわりを
イメージされるシーンは裏方もあれば表でも活躍するシーンも多かったため、造形にもこだわりを入れている。本体は、直線と円柱で構成された美しくもシンプルなワゴンに仕上げ、天板の端部の立ち上がりも長年天板の凹みを経験した中で編み出した強度構造になっているが、その曲線も造形としてシャリエらしさを際立たせている。また、カラーは空間への溶け込みを配慮したマットブラックになっている。
④ワゴンだけでなく「オープンシェルフ」「折りたたみテーブル」としても活用可能に
シャリエワゴンハイの高さもちょうど"立ち作業"や"展示棚"としても程よい高さに設定。車輪も外せるようにしたのは、作業台やテーブルとして「動いてほしくない」シーンもあったため、今回シャリエワゴンハイモデルには車輪の代わりにアジャスターを取り付けられるようにした。車輪を外した姿は、造形的にも無駄がなく美しいオープンシェルフとしても利用可能。他にも折りたたみテーブルとして利用したりと、ワゴンの用途のみならず、
「オープンシェルフ」や「おりたたみテーブル」としても活躍の場を広げている。
●特徴
・美しく堅牢な機能美を追求した設計で耐荷重80kg、折りたたむとわずか13cm
・重いものを乗せてもテーブルが凹みにくい構造を採用
・二段・三段式それぞれに立ち作業に受付や配膳にも最適なハイタイプ登場
・車輪を止めるラバーストッパーが標準付属でワゴンを止まった状態でも活用可能
・車輪が外せて棚にもなるアタッチメントを付属。折りたたみ式の持ち運びテーブルにも活用可能(ハイタイプのみ)
●利用シーン
ワゴン、受付台、折りたたみテーブル、オープンシェルフ、作業台など。折りたたんで13cmの隙間に収納
◎店舗・ホテル
ワゴンや折りたたみテーブルとして追加用の客席やビュッフェ台などに。臨時の作業台としてキッチンにも
◎オフィス
コピー機の横にワゴンとしてや動かせる棚としてフリーアドレス用の袖机にも。プロジェクター台としても
◎自宅用途
ワゴンやテーブル・美しいオープンシェルフやテレワーク用デスクとしても。家具に合わせても違和感のないデザイン性
◎展示会やイベント・撮影ブース
ハイタイプだと受付台や簡易のポップアップコーナーにも。撮影ブースでは可動式のPC台にも etc…
●シャリエワゴン 定価・スペック表 ※税別
シャリエワゴン ハイ
二段式:CWH-T2 ¥54,800-
三段式:CWH-T3 ¥64,800-
シャリエワゴン
二段式:CW-T2 ¥44,800-
三段式:CW-T3 ¥54,800-