大阪ガス都市開発㈱と三井不動産㈱は3月1日、「MFLP・OGUD大阪酉島」が2月29日に竣工したと発表した。

なお、「MFLP・OGUD大阪酉島」は大阪ガス都市開発初の物流施設事業であり、三井不動産の物流施設事業としては初の関西圏での共同事業となる。

MFLP・OGUD大阪酉島外観

「MFLP・OGUD大阪酉島」は、大阪市此花区酉島に大阪ガス㈱が所有する土地の一画に位置し、大阪駅まで約7kmと大阪都心部へのアクセスが良好かつ阪神高速5号湾岸線「湾岸舞洲」出入口まで約3.9㎞と、都市部、広域への配送の双方に対応可能な物流適地に立地しているほか、近隣に競合物件が少なく、大阪シティバスの「常吉一丁目」バス停から徒歩6分と従業者の通勤利便性に優れており、人材確保に優位性のある立地としている。

位置図

また、72時間対応の非常用発電設備やガスヒートポンプ(GHP)による非常時のエネルギー供給、災害時に館内の従業者に配布可能な3日分の備蓄品の確保等、BCP対応も充実。ワーカーの働きやすさを追求し、快適に休憩しリフレッシュできるラウンジを4階の東西に計2か所設置。ラウンジにおけるWi-Fiの提供、24時間無人コンビニを導入し、快適で働きやすい環境を提供する。

「MFLP・OGUD大阪酉島」では、Daigasエナジー㈱とのコーポレートPPA事業(※)にて、屋上に約65万kWhを発電する太陽光パネルを設置し、2024年4月からの稼働を予定しているほか、共用部と専有部の屋内照明のLED化による省エネ、ニーズに応じてRE100対応のグリーン電力等脱炭素支援メニューを提供することにより、顧客のESG課題解決、SDGsの推進をサポートする。

このような環境配慮の取り組みにより、CASBEE大阪みらい(大阪市建築物総合環境評価制度)Aランクおよび最高ランクのZEB認証を取得済、また、DBJ Green Building認証の取得を予定している。

※コーポレート PPA 事業:電力の需要家である企業が、発電事業者との間で長期にわたって結ぶ再生可能エネルギー電力の購入契約を指す。

●施設概要
名称:三井不動産ロジスティクスパーク・OGUD大阪酉島(MFLP・OGUD大阪酉島)
所在:大阪府大阪市此花区酉島五丁目121-2ほか(地番)
敷地面積:2万6,829.11㎡(8,115.81坪)
延床面積:5万9,418.06㎡(1万7,973.96坪)
規模・構造:地上4階建て・S造
着工:2022年12月1日
竣工:2024年2月29日