㈱ギークプラス(Geek+)は10月20日、㈱ミスミが兵庫県川西市に竣工した西日本流通センターにおいて、GTP(Goods-to-Person)ソリューション「PopPick」のロボット設置を完了したと発表した。東日本流通センターに続く導入となり、東西2拠点の合計は、ロボット149台、ステーション15台、棚801台の規模となる。
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機械部品や工具・消耗品等、幅広い商品を取り扱うミスミの物流現場で培った自動化設備の運用ノウハウを、複数拠点へ横展開する取り組み。ギークプラスは、ロボットの提供と技術面のサポートを通じて、ミスミの「確実短納期」を支える物流体制の強化に貢献する。東日本流通センターでは、ギークプラスのPopPickの導入により、生産性が従来比約2倍、保管効率が従来比2倍に向上した。
●導入センターとミスミ担当者インタビュー(動画)
https://www.youtube.com/watch?v=YzOZjdYM8yE
●拠点展開の背景
Geek+によると、物流現場では、人手不足を背景に、人員の増加だけに依存しない体制づくりが課題となっている。ミスミは、「確実短納期」を将来にわたって維持するため、西日本流通センターを兵庫県三田市から川西市へ移転し、施設面積を従来比7.5倍に拡張した。国内の供給体制を強化するとともに、商品構成や出荷量の変化にも柔軟に対応できる物流基盤を整える。
ミスミの物流現場では、形状や大きさの異なる多種多様な商品を取り扱っている。こうした物流特性を踏まえ、同社は自動化を通じて生産性を高めるほか、安定した出荷を継続できる体制の両立を目指す。
「PopPick」は、多様な商品を共通のコンテナに収めて搬送できることに加えて、事業の成長や現場の変化に応じた拡張にも対応できる点が評価され、東日本流通センターに採用された。ギークプラスは今回、同センターで培った運用ノウハウを活かし、西日本流通センターでも自動化を支援する。
●PopPickの導入成果と拠点展開に向けた取り組み
①定位置でのピッキングにより、移動と身体的負担を軽減
東日本流通センターでは、PopPickを活用し、作業者が定位置でピッキングを行う運用を構築した。ロボットが棚を搬送し、ステーションが必要なコンテナを供給することで、商品を取りに行くための倉庫内の歩行を削減し、商品を取り出す際の身体的負担も軽減している。
②作業手順を標準化し、教育時間を短縮
東日本流通センターでは、作業手順の標準化により、OJTにかかる教育時間を短縮した。今回の拠点展開においても、先行拠点で培った作業手順や教育ノウハウを活用し、新たな拠点での円滑な教育を進める。
③現場での改善を重ね、成果を他拠点へ展開
ミスミは、日々の運用で把握した課題や作業者の意見をもとに、作業方法の見直しと改善を進めている。ギークプラスは、ミスミからの要望に応じて技術検証を行い、改善を支援している。西日本流通センターへの展開にも、東日本流通センターでの改善内容を反映した。

●㈱ミスミ Digital Operation Excellenceプラットフォーム・ハブ 執行役員 畑農恒介氏のコメント
私たちにとって物流は、お客さまのものづくりを支える社会インフラであり、事業の競争力を支える重要な基盤です。「確実短納期」を将来にわたって維持するため、商品の種類や出荷量の変化に柔軟に対応できる自動化を進めています。東日本流通センターで標準化と磨きこみを進めてきた運用を西日本物流センターに横展開し、中日本流通センターを含む国内3拠点の物流オペレーション全体の最適化につなげていきます。
●㈱ギークプラス 執行役員 嶋田由香里氏のコメント
ミスミ様の物流自動化の拠点展開をご支援できることを大変うれしく思います。東日本流通センターでは、ミスミ様が作業手順の標準化や教育、運用改善を進められ、当社は現場からのご要望に技術面で対応してきました。今回の拠点展開でも、ミスミ様の運用方針を踏まえたロボットの導入支援と技術検証を通じて、「確実短納期」を支えてまいります。

