パナソニック コネクトグループ(パナコネクト)は7月28日、ロボット導入の企画検討から導入、制御、運用までを支援する「Robo Sync(ロボシンク)」プロダクト群の拡充を進める中、今回新たなラインアップとして、ロボット導入の企画・構想から仕様定義、設計までの上流工程を支援する、ロボット導入アシストサービス「Robo Sync Planner(ロボシンク プランナー)」の提供を開始したと発表した。

近年、製造業や物流業を中心に、労働力不足や人件費・物流費の上昇を背景に、自動化・省力化ニーズが高まっている一方、ロボット導入の初期段階では、構想策定や要件整理、投資対効果の検証には専門知識や多くの工数が必要であり、導入検討が長期化することが課題となっている。

「Robo Sync Planner」は、こうした課題を解決するために開発した導入支援サービス。現場の作業内容や対象物に関する情報をもとに、質問に回答することで、自動化の難易度、必要な技術要素、投資対効果を可視化し、ロボット導入の実現性と有用性を評価する。また、工程動画や作業手順書をAIが解析して診断に必要な情報を補完する機能に加えて、対話型AIエージェントによる支援を通じて、検討業務の効率化を実現する。

●Robo Sync Plannerの特長
①簡易診断による意思決定の迅速化:現場の自動化難易度を即座に診断
対象ワークや作業条件、オペレーション情報等を入力することで、自動化の難易度や必要な技術要素を可視化する。ロボット導入の初期段階において、実現可能性を簡単に把握できる。これにより、現場担当者や経営層は、ロボット導入の可能性を早期に把握し、自動化検討の優先順位付けや意思決定を効率的に進めることができる。

②導入プラン診断による投資判断の高度化:投資対効果を定量的に評価
対象ワーク、オペレーション、作業エリア等の現状の運用状況から、性能・生産性・コストの3つの観点から導入効果を評価し、自動化可否と投資対効果を可視化することで経営判断や設備投資判断を支援する。これにより、経験や勘だけに頼らず、定量的な根拠に基づいた設備投資判断が可能となり、導入後の効果を見据えた計画立案を支援する。

③AI補助入力機能による提案業務の効率化:入力支援で提案工数を削減
現場で工程を撮影した動画や作業手順書をAIが解析し、診断に必要な情報を自動生成する。AIは回答の根拠も提示するため、人による確認や修正も容易。これにより、情報収集や入力作業の負荷を軽減し、利用者は構想立案や顧客提案等、より付加価値の高い業務に集中できる。

④AIエージェントによる属人化の抑制と品質向上:対話型支援により検討業務をサポート(β版)
診断、作業分析、データ補完、対策の提案等をAIエージェントが支援する。専門知識の少ない担当者でも、対話を通じて必要な情報や改善策を取得できる。これにより、ロボットや自動化に関する専門知識の有無にかかわらず、誰でも導入検討を進めやすくなり、提案品質の向上とノウハウの属人化抑制に貢献する。

●提供プラン・価格
月額費用:8,000円(税抜価格・2026年7月28日現在)

※2026年11月末までのキャンペーンとして、AI関連機能を追加費用なく利用可能。動画や作業手順書をAIが解析し、診断に必要な情報を自動生成する機能や、AIエージェントによる支援機能を体験できる。なお、AI関連機能は2026年12月以降、チケット制での提供へ移行する予定。

●Robo Sync Plannerのウェブサイト
https://saas.connect.panasonic.com/jp-ja/robosync/campaign/rsp/

●Robo Syncプロダクト群について
パナソニック コネクトは、「人とロボットが共に働く社会を もっと身近に」をビジョンに掲げ、ロボットの導入・制御・運用を支援する「Robo Sync」を展開している。今回、ロボット導入の企画・構想段階を支援する「Robo Sync Planner」を新たに加えることで、Robo Syncを単一プロダクトから、複数のサービス・ソリューションで構成されるプロダクト群へ発展させていく。

パナソニック コネクトのロボット導入ソリューション提供範囲

●今後の展開
近年、生成AIの進化に加えて、AIが現実世界の設備やロボットと連携して価値を創出する「フィジカルAI」への注目が高まっている。パナソニック コネクトは、このような技術進化を見据え、ロボット導入の企画検討から導入、制御、運用までを一気通貫で支援する「Robo Sync」のプロダクト群構想を推進していく。今後は、協働ロボットに加え、自律走行搬送ロボット(AMR・AGV)等の領域へも対応範囲を拡大し、ロボット導入を包括的に支援するプロダクト群として発展させていくとしている。