真空機器専門メーカーのシュマルツ㈱は7月1日、複数の場所での重量物搬送をアシストする移動式真空バランサ「JumboFlex Mobile(ジャンボフレックス・モバイル)」シリーズに、新しくバッテリータイプをラインアップしたと発表した。エア・電源が不要のため、より柔軟に活用可能としている。

●移動式真空バランサ「JumboFlex Mobile(ジャンボフレックス・モバイル)」バッテリータイプの特長
①コンパクトな設計により、移動や設置において周囲への干渉が少なく導入が容易
②バッテリー駆動のため、圧縮エアや電源が近くにない環境でも使用可能
③真空バランサ「ジャンボフレックス」を搭載し、片手操作で最大50kgまでのワークを負荷なく搬送可能
④専用のバッテリーキャリア (オプション) により、バッテリー交換が容易なため、長時間駆動にも対応
工場内の倉庫物流プロセスや装置への材料投入といった作業は、ロボットや装置を利用して自動化が進む分野ではあるが、作業環境や費用対効果の面でハードルがあり、完全自動化には踏み切れない現場も多くある。さらに、働き方改革の推進や少子高齢化による働き手の不足により、省力化のニーズはより一層高まっている。
シュマルツはそのような課題へのソリューションとして、人手で行う重量物搬送をアシストする真空バランサ「Jumbo(ジャンボ)」シリーズをラインアップしている。
クレーンの設置が難しい建屋やレイアウト変更の多い環境での使用、複数場所での使用を想定したソリューションとして、移動式真空バランサ「ジャンボフレックス・モバイル」をラインアップしていたが、今回、新たにバッテリー駆動タイプを追加した。
「ジャンボフレックス・モバイル」は真空バランサ・ジブクレーン・真空ポンプが一体となった搬送システム。アンカー施工や組立工事等が一切不要で、設置するだけですぐに使用可能。フォークリフトやハンドリフトを使用して移動させることができるため、複数のラインがある場合でも必要な場所へ動かしてすぐに使用できる。

非常にコンパクトなデザインのため、周囲への干渉が少なく、設置場所が限られる場合にも導入が容易。クレーン柱部は電動で伸縮するため、収納時や移動時はコンパクトに、稼働時にはアプリケーションに合わせた高さで使用できる。
今回追加されたバッテリータイプでは、真空ポンプや電気制御部の駆動に必要な電源供給を内蔵のバッテリーから行うため、電源接続なしで使用可能。連続駆動の場合、バッテリー1サイクルで約4時間運転が可能。工場エアや200V電源といったユーティリティに限りがある環境でも、さらにスムーズな導入を実現する。
また、オプションとして、スムーズなバッテリー交換を実現する専用のバッテリーキャリアをラインアップしている。長時間駆動する場合にも迅速かつ容易にバッテリーを交換できるため、素早く作業を再開することが可能。

片手操作のシンプルなハンドルで、最大50kgまでのワーク搬送に対応する。作業者の性別や年齢を問わず、誰でも直感的に操作が可能。重量物をスピーディかつ負荷なく搬送できるため、作業環境の改善や人材の確保・定着といった効果も期待される。

移動式真空バランサ「ジャンボフレックス・モバイル」バッテリータイプは、国内にデモ機を用意しており、同社の横浜本社内のショールームで見学できるほか、実際の環境で使用感を試すことができ、最長1週間までレンタルが可能な「無償レンタルサービス」を実施している。

