オークラ輸送機㈱は8月1日、「サントリー天然水」最新鋭生産拠点「北アルプス信濃の森工場」(長野県大町市)の出荷ヤードにトラックへのパレット自動積み込み装置「トラックローダVL-5」を4台納入、本稼働を開始したと発表した。

●導入の目的
信濃の森工場は年間最大3,300万ケースの生産能力を備え、①DXによるスマート化の追求 ②CO2排出実質ゼロの実現 ③自動化技術による省人化の推進 をテーマに取り組むサントリーの次世代モデル工場。
今回VL-5が採用されたのは、「自動化技術による省人化」を図るため、構内物流のボトルネックとなっていた大型トラックへの積み込み作業を省人化させることが目的だった。

●VL-5の特長
VL-5は自動倉庫から出庫される製品パレットをストレージ部(駆動ローラコンベヤで構成)で1車分溜め置き、トラック(荷台にフリーローラ装着)後部から一挙に送り込むローディング装置。
ストレージ部はリフタで上下動し、タッチパネル操作で荷台の高さとレベル合わせができるため、パレットはスムーズに荷台のローラ上に乗り移り、走行するほか、積み込みに伴い荷台は微妙に沈下していくが、車両後部に設置した沈下防止リフタが作動し、一定の高さが維持される。
●動画
https://youtu.be/CL_rgL1qdlE




●導入の効果
信濃の森工場は配送を運送事業者に委託し、28パレットが積載できる大型トレーラで出荷する。他工場では、フォークリフトで1車両約30分かけて積み込むが、VL-5ならわずか3分で完了する。
工場を運営するサントリー食品インターナショナルのグループ企業、サントリープロダクツ㈱では「フォークリフトですき間なく積むには熟練技術が必要な上、最近では人材確保もむずかしくなっています。VL-5はシンプルなメカニズムで、タッチパネルで簡単に操作ができます。現在、積み込みはすべて専属ドライバーさんに一任しており、当社のスタッフが関与する必要がなくなりました」と評価している。
トラックへの荷物積み込みの負荷軽減と時間短縮は、トラックドライバーの働き方を改善していくための大きな課題となっている。オークラ輸送機では、VL-5に加えて、16本のフォークでウイングトラックの側面から16パレットを一度に積み込む「TL-15F」、積み込みと荷降ろしの両方が1台で行える「TL-2P」の3タイプをシリーズ化し、顧客の課題解決に向けて積極的に取り組んでいくとしている。

