㈱Hacobuは7月30日、荷主企業や元請事業者の支払い業務を効率化する「立て替え払いサービス」の提供を開始した。
同サービスは、Hacobuが運送事業者への運賃を立て替えて支払うことで、支払いサイト(取引金額の締め日から、支払日までの期間)の短縮や振り込み手続きに伴う業務負荷を軽減し、結果として運送事業者の資金繰り改善とサプライチェーン全体のキャッシュフロー早期化を支援する。
物流領域では、荷主企業・元請事業者が多数の運送事業者と取引しており、それぞれの請求確認や振り込み手続きに多大な時間とコストを要している。
一方で運送事業者、とりわけ中小規模の事業者は、支払いサイトの長期化によって、資金繰りに課題を抱えており、それは物流領域全体に共通する構造的な問題と指摘している。
それらの課題を同時に解決し、物流全体の生産性向上と持続的成長を実現するためには、支払い業務の効率化とキャッシュフローの早期化を両立する仕組みが不可欠としている。
●サービスの特徴
Hacobuはクラウド物流管理ソリューション「MOVO(ムーボ)」シリーズで培った知見を活かし、配車受発注・管理サービス「MOVO Vista(ムーボ・ヴィスタ)」等を通じて運賃データをリアルタイムで確認できる体制を構築している。
今回のサービスでは、請求金額が確定した後、Hacobuが運賃を立て替えて支払うことで、運送事業者は車両維持費や燃料費を早期に確保することができる。荷主企業や元請事業者においては、振り込みスケジュールの調整や確認作業が軽減され、結果として業務効率につながる。

●期待される効果
荷主企業や元請事業者においては、支払い事務の自動化・省力化が進み、請求確認や振り込み手続きに要する時間とコストを軽減できると期待される。これに伴い担当者の業務負荷が軽減され、より付加価値の高い業務へ集中しやすい環境が整う。
また、運送事業者にとっては資金繰りが改善されることで安定的なオペレーションを維持しやすくなり、車両稼働率の向上や労働環境の改善が見込まれる。そうした相乗効果が物流領域全体の持続的な成長を後押しする契機となることを目指す。
●提供体制と今後の予定
現在、サービスの本格展開に向けてパートナー企業と連携しながら提供条件や運用体制の整備を進めている。利用を希望される事業者からの相談について個別に対応している。

