㈱ハクオウロボティクスは3月18日、2024年12月より東京ロジファクトリー㈱の川越物流センターへ自動フォークリフト(AGF)「AutoFork」を納入し、2025年1月より本格稼働を開始したと発表した。
さらに、AGFとエレベータとの連携を実現し、実運用を行っていることも明らかにした。エレベータ連携には㈱Octa Roboticsが開発したロボット連携システム「LCI」を採用し、AutoForkとイーケーエレベータ㈱が製造した荷物用エレベータとの自動連携を実現している。
●AGFとエレベータ連携機能実運用を開始
https://youtu.be/Qi929HrPwzI
※「LCI」はエレベータ、自動ドア、セキュリティ、ロボットの種類を問わずマルチベンダーでの連携を可能にする通信サービスで、ロボットが建物内を自由に移動できるシステムとしている。
●Octa Robotics社公式Webサイト
https://www.octa8.jp/
●AutoForkのエレベーター連携による多層階搬送の実用化
AutoForkは2025年2月よりエレベーターとの連携を実現し、多層階にわたる物流倉庫内での自動搬送が可能となった。
今回の実用化では、1階にいるフォークリフトオペレーターがエレベータ庫内に荷物パレットを搬入し、2階で待機するAutoForkがエレベータを呼び出して、扉を開きエレベータ庫内から荷物パレットを自動で搬出し、エレベータを1階に送り返す。このようなエレベータ連携機能により、作業効率の向上と人的負担の大幅な軽減が期待されている。現在、実運用開始後の最適化作業の検証を進めており、今後は通常運用フェーズへと移行する。