三井倉庫ホールディングス㈱(三井倉庫HD)は2月3日、2022年8月に特許出願(※1)をした国内外の輸送におけるCO2排出量簡易算定ツール「MS CO2 Navigator」の関連技術について、特許を取得したと発表した。
※1:国内外の輸送に関するCO2排出量簡易算定ツールの関連技術について特許を出願 ~ツールの提供を通じ、広くCO2削減の取組みを推進~
https://www.mitsui-soko.com/news/20220823
同ツールでは顧客が入力する情報を「貨物重量」「輸送手段」「出発/到着地」の3つに限定し、 入力補助機能として入力候補のサジェスト機能や地図上から直感的に地点選択をすることができる機能を実装しているため、 CO2排出量算定における専門知識や予備知識がなくとも排出量の算定を行うことができ、入力工数の負担を軽減する。算定結果は、輸送手段ごとに地図、表やグラフで表示されるため、容易に理解することができ、輸送手段ごとの比較も行える。
●特許概要
特許番号:特許 第7627249号
発明名称:温室効果ガス排出量算定装置、温室効果ガス排出量算定装置の制御方法及びプログラム
登録日:2025年1月28日
同社グループはマテリアリティの1つに「社会課題解決につながる共創を通じたサービス・事業の創出」を掲げ、 顧客のサプライチェーンサステナビリティを支援するサービスであるSustainaLink(サステナリンク)を展開している。CO2排出量を簡易的に算定できる同ツールをはじめ、顧客から提供される物流データをもとに同社がCO2排出量の一括・詳細算定を行うサービス「MS CO2 Analyzer」(※2)、および物流ソリューションの提供を通じてサプライチェーンの脱炭素化への貢献を進めている。
※2:「MS CO2 Navigator」および「MS CO2 Analyzer」の詳細
https://www.mitsui-soko.com/sustainalink